研究会2連発
昨日、都内某所で某研究会2連発。
午後は連合総研の労働法制の研究会で毛塚先生のお話し。焦点は、団結原理と代表民主主義を峻別すべきか。毛塚先生はドイツ派だからどうしても峻別派になるけれども、私は日本の現実から出発するので、組合即労働者代表と考えたいのですね。
夜は岩波書店で若者政策の研究会。私が日本の雇用システムの歴史を踏まえて、「学校から仕事へ」と人材養成の在り方について報告。こちらは、木下さんや本田さんなどジョブ型志向の方が多いのですが、私はやはり現実主義者なので、少なくとも入口の所をジョブ型にするのは若者がこぼれ落ちるだけだと思うんですね。ヨーロッパは若者政策において決して成功していないんです。そういう「官能」的採用が教育システムに悪い影響を与えているという事実を踏まえても、トータルのメリデメは日本的システムに軍配が上がるのでは。ただ、入って何年もたった連中は、メンバーシップを薄めて行っていいと思う。いつまでも年功制にしがみつくなよ、という感じはあります。
(追記)
ちなみに、若者政策研究会の報告メモはこちら。ベースは私の「日本の労務管理」講義メモですが。
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この二つを切り離せるのか、どうか?
投稿: toss | 2008年4月19日 (土) 14時23分