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ドイツ郵便最低賃金に違憲判決

先週ドイツで興味深い判決が出されていたようです。

http://www.ft.com/cms/s/0/e83565e6-ec7f-11dc-86be-0000779fd2ac.html

http://www.reuters.com/article/rbssIndustryMaterialsUtilitiesNews/idUSL0755851420080307

今年1月に制定された郵便業の最低賃金が違憲だという判決のようです。ご承知のように、ドイツには最低賃金法は存在しませんが、郵便事業の完全自由化を前に、昨年ドイッチェポストと労組の間で締結された時給9.8ユーロを法定する法律が、新規参入しようとしていた2つの会社から違憲だと訴えられ、ベルリン行政裁判所が違憲判決を下したんですね。判決文は見当たらないので、理屈はよく判らないのですが、どうももともと時給7.5ユーロだったのに、ドイッチェポストの独占を維持するために、新規参入組が払えないような高い最低賃金をわざと設定したということらしいですね。

原告のTNT(オランダの会社)のHPに勝訴コメントが載っていますが、

http://group.tnt.com/pressreleases/pressfinancial/tnt/20080307-berlin-administrative-court-confirms-minimum-wage-not-binding-for-tnt-post.asp

最後のところで、我々は最低賃金には賛成だ、だが最低賃金は生活費を基準とすべきで、競争を抑止し独占を守るために濫用すべきではない、と言っていますので、そこが争点だったのですね。

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