労働者派遣システム再考
労働者派遣システムのあり方について、まとまった形で喋ってみました。噛み合わない両極の議論の間に妥協点を見つけようとするのではなく、噛み合わない両者が共有する土俵自体を一遍ひっくり返して議論を組み立ててみると、こういう風になるのではなかろうか、という試論です。
http://homepage3.nifty.com/hamachan/hakensaikou.html
私は、今から11年前にILO181号条約が審議採択されたILO総会に出席して、世界の流れが事業の禁止・規制から労働者保護に向かう姿を目の当たりに見たこともあり、派遣労働に問題があるとすればそれは何より労働者保護規制によって行うべきであり、事業規制を復活強化しようというのは適切ではないと思っているのですが、どうしても世間は「近視眼的リーガリズム」に向かってしまいがちです。その土俵でお約束通りの定型的な喧嘩を繰り返すことで、労働者にとって大事なものが却って没却されているのではないか、という問いかけが今こそ必要なのではないかと思うのですが。
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Hamachan、グッジョブ!ええと、もっと短くて、
しろうと「ところで、ぶらり庵は、使用者側であるのか、労働者側であるのか?」
ぶらり庵「ええと、どちらとも簡単には言えないが、ま、簡単にはKY=これを読め!」※K=Hamachan論
しろうと「なあるほど」
ってのに使えるくらいだと、SSGJなんですが。
質問二点。
① 日経団連さんでの反応は(興味津々)?中山先生とかいらしたのかな。
② これ、厚労省の学者さんの現研究会や、その後に当然予定される三者構成の審議会で出る可能性のある考え方でしょうか?高梨先生の「(わたしの作った)最初の形にもどしましょう」という「第三の道」に続く、「日本では出にくいヨーロッパ型の「第四の道」かな、と、ぶらり庵はなんとなく考えていますが。
投稿: ぶらり庵 | 2008年3月20日 (木) 08時18分