ねじれ国会よりも年金論議のねじれ現象の方がおもしろいよな
例によって、権丈先生の権丈節ですが、特に連合さんはじっくり読む必要があると思いますよ。
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare136.pdf
>ねじれ国会は最近のことですけど、ねじれ年金論議はかなり昔からのことです。
連合が経済界の味方をしてしまっているし、自民党が経済界にとって最も辛い選択肢側にいるわけですから。
>わたくしは、今日の年金論争は、「経済界対生活者=労働」という構図でとらえるのが、かなり都合が良いだろうと思っている。生活者=労働の老後の所得を安定させるためには、この国で租税に依存するのはかなり危なっかしい、しかも生活者=労働の生活に安心をもたらすためには、年金もさることながら医療介護というような現物給付の充実がこの国ではどう考えても急務である。よって、生活者=労働の側に立てば、朝日新聞が言うような「(基礎)年金は税と保険料を合わせて」という解に到達するのは自然の理。同様に、年金制度設計上の善し悪しを生活者=労働に有利となるか不利となるかで判断する年金研究の専門家たちも、「(基礎)年金は税と保険料を合わせて」という解に到達しているのも自然の理。ところが、この立場は、朝日新聞的には困ったことに(笑)政府与党の立場であり、連合や野党は、おかしなことに、経済界よりの「基礎年金は税で」という解がお好きなようで!?
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