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2008年1月22日 (火)

日雇い派遣の指針

1月16日の労働力需給制度部会に提示された資料が厚労省HPにアップされました。

アップされたのはいいんですが、紙をそのままスキャンしただけのもので、コピペできません。残念。

何よりも話題になっている日雇い派遣の指針ですが、例の「巡回」については

http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/dl/s0116-6a.pdf

>派遣元事業主は、派遣先を定期的に巡回すること等により、日雇い派遣労働者の就業の状況が労働者派遣契約の定めに反していないことの確認を行うとともに、日雇い派遣労働者の適正な派遣就業の確保のためにきめ細かな情報提供を行う等により派遣先との連絡調整を的確に行うこと。また、派遣元事業主は、日雇い派遣労働者からも就業の状況が労働者派遣契約の定めに反していなかったことを確認すること。

>派遣先は・・・一の労働者派遣契約について少なくとも一回以上の頻度で、定期的に日雇い派遣労働者の就業場所を巡回し、当該日雇い派遣労働者の就業の状況が労働者派遣契約に反していないことを確認すること。

といったことが求められているようです。巡回のほかに就業状況の報告や労働者派遣契約の内容の遵守の指導の徹底も書かれています。

また、労働者派遣契約の期間や雇用契約の期間について「可能な限り長く定める」とか「できるだけ長期にする」といったことが求められていますが、まあもちろん「できるだけ」という限りのことではあります。

あと、例の市場化テストの関係で職業安定法の一部改正をするということで、

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/dl/s0116-6f.pdf

ハローワーク庁舎の中で職業紹介をする民間事業者に対しても、港湾運送業務と建設業務の紹介ができるようにするということですね。

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コメント

こんにちは。初めてコメントさせていただきます。

日雇い派遣は、雇用主(派遣元)の担当者が現場で横暴な振る舞いをすることもよくあると聞きます。雇用の長期化といっても、それは当面の生活の安定のためであって、キャリア形成という面からはそれでは足りないということになりそうです。だからといって対案を今出せるわけでもないのですが・・・

日雇い派遣の問題が難しいのは、我々は今まで派遣じゃない日雇い労働は何の制限もなく認めてきているからなんだと思います。
連合は昨日こういう談話を出していますが、

http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/danwa/2008/20080128_1201510138.html

>労働者保護の視点に立てば、「日雇い派遣」は法改正により当然に禁止すべきであり、日々雇用は直接雇用で行うべきである。

何で日雇い派遣は悪くて直用の日雇いはいいのか、そこのところを詰め出すと、実はよく判らなくなってくるはずです。フルキャストやグッドウィルがケシカランことをした云々というのとはやっぱり論点が違うはずなので。

もし日雇い派遣と直用日雇いの間に座視すべからざる相違があるとすれば、それは派遣という就労形態によるものであるはずで、そうであるならばかかる規制は日雇い派遣だけでなく派遣一般(正確には登録型派遣一般)になされるべきものでしょうし。

結局、派遣労働者は派遣法、日雇い労働者は日雇い対策、みたいな個別対応が問題なんでしょ(ぶらり庵の頭は単純なもんで)。
だから、雇用契約のあり方一般について「労働契約法」が必要なんだということだと思うんですが、とても重要なはずなのに、昨年成立したときは(07.11.28でしたか)最賃法のかげに霞んでいましたね。このブログで成立時を見ても、「ジャーン!重大な法律が成立しました。」っていう感じではないんですが、あれで何が変わるんでしょう。

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