市場万能社会を超えて―福祉ガバナンスの宣言
再度告知いたします。
来週火曜日、連合総研設立20周年記念シンポジウムのご案内です。
連合のシンクタンクとして設立された財団法人・連合総合生活開発研究所は、この12月1日に20周年を迎えます。これを記念して、“市場万能社会を超えて-福祉ガバナンスの宣言”をテーマにシンポジウムを開催いたします。
連合総研は、2006年1月に「現代福祉国家への新しい道」研究委員会を立ち上げ、現代福祉国家再構築の視点から、市場万能社会を超える新しい理念・デザインについての研究を行い、このほど『福祉ガバナンス宣言~市場と国家を超えて~』(日本経済評論社・11月上旬発刊予定)をまとめました。このシンポジウムでは、パネルディスカッションや特別講演を通じて、市場主義や20世紀型福祉国家とも異なる新しい福祉ガバナンスのあり方について広く議論を深めていきたいと思います。ふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。
と き 2007年11月27日(火) 13:00~17:30
ところ 東京・九段「ホテルグランドパレス」 2階・ダイアモンドルーム
※ 地下鉄『九段下駅』東西線 7番口 (富士見口) より徒歩1分、
地下鉄『九段下駅』半蔵門線・都営新宿線 3a番口 より徒歩3分、
JR・地下鉄『飯田橋駅』 より徒歩7分
参加対象 連合・労働組合関係者、研究者・研究機関、政党・議会・マスコミ関係者、市民など
参加費 無料
※ お申し込みは、「参加者登録用紙」(ここをクリック)を
11月9日(金)までにFAXしてください。
・担当:連合総研 佐川、会田(TEL:03-5210-0851、FAX:03-5210-0852)
プログラム
12:00~ 受付
13:00~13:05 主催者代表挨拶
13:10~16:25 パネルディスカッション「福祉ガバナンスの宣言」
コーディネーター/パネリスト
宮本太郎 北海道大学大学院教授
パネリスト
高橋伸彰 立命館大学教授
濱口桂一郎 政策研究大学院大学教授
広井良典 千葉大学教授
マルガリータ・エステベス・アベ ハーバード大学准教授
(16:25~16:40 休憩)
16:40~17:30 特別講演 「市場万能社会を超えて」
神野 直彦 東京大学大学院教授
パネリストのプロフィール
宮本 太郎(みやもと・たろう)
北海道大学大学院法学研究科教授
連合総研「現代福祉国家への新しい道-日本における総合戦略」研究委員会委員
1988年中央大学大学院法学研究科博士課程修了後、立命館大学教授を経て2002年より現職。
[専門]比較政治、福祉政策論
[主な著書]『比較福祉政治』(編著、早稲田大学出版部、2006年)、『福祉国家という戦略』(法律文化社、1999年)など
高橋 伸彰(たかはし・のぶあき)
立命館大学国際関係学部長・国際関係研究科長
1976年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本経済研究センター、通産省、米国ブルッキングス研究所等の研究員を経て、1999年より立命館大学国際関係学部教授、2007年より現職。
[専門]日本経済論、経済政策
[主な著書]『優しい経済学-ゼロ成長を豊かに生きる』(ちくま新書、2003年)、『グローバル化と日本の課題』(岩波書店、2005年)など
濱口 桂一郎(はまぐち・けいいちろう)
政策研究大学院大学教授
連合総研「現代福祉国家への新しい道-日本における総合戦略」研究委員会委員
1983年東京大学法学部卒業後、労働省勤務を経て、2005年より現職。
[専門]労働法政策
[主な著書]『労働法政策』(ミネルヴァ書房、2004年)、『EU労働法政策形成過程の分析』(1)・(2)(東京大学比較法政国際センター、2005年)など
広井 良典(ひろい・よしのり)
千葉大学法経学部教授
連合総研「現代福祉国家への新しい道-日本における総合戦略」研究委員会委員
1986年東京大学大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て、1996年より千葉大学助教授、2003年より現職。
[専門]社会保障、公共政策
[主な著書]『生命の政治学』(岩波書店、2003年)、『持続可能な福祉社会』(ちくま新書、2006年)など
Margarita Estevez-Abe マルガリータ・エステベス・アベ
ハーバード大学政治学部准教授
1999年ハーバード大学博士号取得、ミネソタ大学助教授を経て、2001年より現職。
[専門]日本の政治経済、比較政治経済。
[主な著書]『Negotiating Welfare Reforms:Actors and Institutions in Japan(福祉改革の政治過程)』in Steinmo and Rothstein編、Institutionalism and Welfare Reforms(Palgrave,2002)、『Welfare and Capitalism in Postwar Japan (戦後日本の福祉と資本主義)』 (Cambridge University Press, 近刊) など
神野 直彦(じんの・なおひこ)
東京大学大学院経済学研究科教授
連合総研「現代福祉国家への新しい道-日本における総合戦略」研究委員会委員
1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了後、日産自動車(株)勤務を経て、1996年より現職。
[専門]財政学・地方財政
[主な著書]『システム改革の政治経済学』(岩波書店、1998年)、『地域再生の経済学』(中央公論社、2002年)など
« 地方分権を疑え | トップページ | 日雇い派遣の政治経済学 »
コメント