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2007年11月 5日 (月)

ITフリーターの採用増

読売の記事ですが、

http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_07110501.cfm

>アルバイトで生計を立てている「フリーター」の職業訓練を支援する制度「日本版デュアルシステム」を活用し、フリーターを社員に採用するIT(情報技術)企業が増えている。IT業界は、景気回復に伴って企業からのソフト開発の受注が増加しており、フリーターを登用することで、慢性的な人材不足を解消する狙いがあるようだ。

こういう形でフリーターが労働社会の主流に包摂されていくというのがもっともフィージブルな姿なのでしょう。

学者の議論からすると、

>玉川大学の坂野慎二・准教授(教育学)は日本版デュアルシステムの効果について、「フリーターなどに就職する機会を提供する点で、一定の評価はできる」としながらも、「社会で通用する実践的な能力が身についているかは疑問が残る」という。

>そのため、「今のような受け入れ企業のニーズに応じた研修プログラムではなく、研修を受ける業界全体に共通するプログラムを組んだ方が、他の会社に採用される可能性も広がる」と、なお改善すべき点があると指摘している。

ということになりがちなんですが、逆に「受け入れ企業のニーズに応じた研修プログラム」だから、受け入れているという面があるわけで、「業界全体に共通するプログラム」にとどめてしまうと、今度はその人を採用しようという意欲が減退する効果をもたらすでしょう。

これは一種の試用期間なのであって、現在日本においては教育訓練というのは基本的にオンザジョブでしかありえないという現実を踏まえた制度なわけです。

(追記)

労務屋さんが同じトピックを取り上げていますが、

http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20071105

上の教育学者のコメントに食いついて、

>現実を無視して理念ばかりを振り回す教育学者では、政策決定の場面でプレゼンスを発揮しえないのも致し方ないのではないでしょうか。以前のエントリでも書きましたが、教育関係の懇談会やらなんやらが教育学者ではなく専門外の有識者を多数起用せざるを得ないのもそこに一因があるのでは。もちろん、それでいいとも思えませんので、日の丸がヘチマとか侵略戦争が滑った転んだとかに血道を上げているような教育学者(藤岡信勝みたいなのも含めて)ではない、現実的で建設的な議論のできる優れた教育学者が増えてほしいものです。まあ、この記事のコメントからここまで話を広げるのは、これはさすがに話を大きくしすぎかもしれませんが。

私はそこまでは言っていませんが・・・。

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コメント

> 業界全体に共通するプログラム

それこそ、デュアルシステム言ってるんだから、学校側でやるべきことでないの?

>「社会で通用する実践的な能力が身についているかは疑問が残る」

この「能力」というのを技術の分野に限ればそれほど問題は無いですね。趣味である程度やってる人なら

オイラも偽装請負で潜り込むまでは少し大変だったけど、入った後飛ばされた請負先のレベルは「なんでこんなにレベルが低いの?」ってのが第一印象だったし。
#そこは面接で落ちた会社だったっておまけ付きw

公的・私的な資格試験は色々ありますが、資格手当がつく以外にはあまり魅力的なものではありません。

しかし、趣味でやっていて、ある程度の腕がある人の場合、「仕事」上の面倒な作業が出来ない、ってのはありますね。個人でやる場合、ばからしくてやらない事も仕事では必要になるものもたくさんあります。誰も読まないドキュメントを書いたり、報告書を作成したり、個人的には必要性を感じない規約があったり・・・

こちらを対処する「能力」なら確かに身に付いていませんでした。今も全然足りし、身につける機会が少なくて困ってるのが現状ですね。

上はよく知りませんが、下ならとりあえず潜り込んで自分で自分にOJTで訓練する、ってのもありだと思います。
#ホントはちゃんと社会人入学できる大学教育があるとうれしいんだけどね

ご紹介ありがとうございました。珍しく、同じネタを採用したようですね。意識して外しているわけじゃないんですが(笑)
それはそれとして、ご紹介の部分以外は、hamachan先生と私の言っていることはほとんど同じですね。hamachan先生の方が大人というか上品で、私は口汚くののしっている(笑)という違いはありますが。
ところで「私はそこまでは言っていませんが・・・。」というのはなかなか意味深ですね。言ってないけど賛同なのか、不賛成だから言ってないのか…(笑)

「私はそこまでは言っていませんが・・・。」

そこまでは言っていないということでして、そこまでは考えていないというのとは言葉がいささか異なるということであります。まあ、それ以上は「EU労働法政策雑記帳」の域を超えるということで・・・。。

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