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2007年11月 6日 (火)

知識階級供給過剰

昭和6年4月22日という昭和初期のドツボの時代に、政府の失業防止委員会がこういう決議をしていたというのも興味深いところです。

平成の今日にどういうインプリケーションがあるかというようなことは、読者それぞれにお考えいただければ・・・。

(以下、カタカナをひらがなに直しておきます)

知識階級ノ失業ニ関スル決議

我が国現下の知識階級失業問題は一般知的労働者の失業問題の外中等程度以上の学校卒業生の未就職問題を併せ包含しその国家社会に及ぼす思想的影響極めて大なるものあり。これが解決は国家緊要の一案件たり而してこれが原因は一面財界の不況に基づく就労機会の欠乏と他面我が国における中等程度以上の教育に対する国家の制度並びに一般国民の態度が時世に適合せざるものあるに起因するところ少なからず。ゆえに我が国知識階級失業問題に関する対策は一にしてとどまらずと雖もこれが根本的解決をなさんと欲せば一には産業各方面の振興を図りて労働需要の増進を促すとともに進んで教育制度の改革を断行し教育観念の是正を企図し以て知識階級供給過剰の源を塞がざるべからず。

第一、教育制度の改革並びに教育観念の是正に関するもの

学校の種類、数、配置及び学校教育の内容を社会の需要に適合せしめ以て教育の実際化を図るとともに、一面学校卒業に付随せる特権中時世に適合せざるものを廃止し各学校が徒に他の上級学校の準備機関たるにとどまるの弊を矯め、以て高等教育機関に対する過当の集中を抑制し、他面学校卒業生及びその父兄をして知識階級に伴う伝統的特権意識に煩わされることなく広大なる分野に職業を求むるの態度を持たしむること。

第二、産業の振興なかんずく国産奨励に関するもの(略)

いやあ、戦前から日本の教育ってのは職業レリバンスがなかったわけですね。「知識階級供給過剰」ってのはいささかひどい言い方だと思われるかも知れませんが、いやもちろん深くて豊富な知識を持った労働者が増えるのはいいんですが。

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コメント

そのまんま東で、分かりやすくてよろしいかと

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