徳育の教科化 現在“補習中”
産経に「教育再生会議vs中教審 綱引」と題して、標記のような記事が載っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071119-00000034-san-pol
>学校での「徳育」の教科化をめぐって、政府の教育再生会議(野依良治座長)と文部科学相の諮問機関である中央教育審議会(中教審)が激しい綱引きを演じている。中教審が結論を先送りしているのに対し、6月に教科化を提言した再生会議側は来年1月予定の最終報告とりまとめに向け、教科化を一層強く打ち出して巻き返しをはかる構えだが、着地点は見えていない。
>肝心なのは徳育で何を教えるかだが、第2次報告は「ふるさと、日本、世界の偉人伝や古典などを通じ、他者や自然を尊ぶこと、芸術・文化・スポーツ活動を通じた感動などに十分配慮したものが使用されるようにする」と指摘している。
私は、知育、体育と並んで、子供たちが学校を卒業したあと入っていく実社会でより良く生きていくために、社会人として職業人として求められる人格的な部分も含めた何らかの教育というのは、決して無用ではないと思いますし、それを「徳育」と呼びたいなら、呼んで悪いこともなかろうとは思いますが、少なくともこの教育再生会議の皆様方の頭の中にあるのは「ふるさと、日本、世界の偉人伝や古典などを通じ、他者や自然を尊ぶこと、芸術・文化・スポーツ活動を通じた感動」とかいうものであって、そこには圧倒的大部分の子供たちが入っていく職業の世界というのはなさそうですね。多分、「仕事の場の連帯」なんてのは、いうところの「徳育」とは縁のないものと思われているんでしょう。
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