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2007年10月 2日 (火)

時津風親方の労働者性

まあ、私が無知なだけだったと云えばそうなのでしょうが、

>時津風親方解雇へ、相撲協会が力士急死で厳罰

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071002i401.htm?from=main4

という記事の見出しは新鮮でした。いや、もちろん、ビール瓶で頭をかち割り、兄弟子たちにお前らもやれといって金属バットでぼこぼこにぶん殴らせたというのですから、まあそれは当然なのでしょうが、「解雇」という文字が新鮮でした。時津風親方って労働者だったんですね。

云うまでもなく、解雇というのは雇用関係を解くことであって、解雇されるのは労働者に限られます。会社の取締役や財団法人の理事とかは委任関係ですから、クビは解雇じゃなくて解任というわけです。

もと朝潮の高砂親方やもと藤の川の伊勢の海親方は理事ですから労働者ではないのですが、その下の「委員」は労働者に該当すると云うことなのですね。

http://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0012/index.html

もちろん、労働者といっても管理監督者に該当するわけですが、だとしてもあくまでも一部局を統括する労働者に過ぎないわけですから、

>「私は師匠が一番責任を取るべきだと思う」

http://www.asahi.com/sports/update/1002/TKY200710020003.html

使用者責任はやっぱり日本相撲協会理事長様にあるのではないかと。

「部屋」って、法制上はあくまでも財団法人の一内部部局に過ぎないわけでしょ。

(追記)

労働問題とはまったく関係ないけど、渡海文部科学相の余りの腰の低さが波紋を呼んでいるようですね。一般的に政治家は腰が低い方がいいのでしょうけど、監督官庁の長として厳しく指導するときに腰を60度も曲げちゃいけません。

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