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人事コンサルタントの発想

あるブログからたくさん来客があるようなので覗いてみると、私の論説について「後味の悪さは何なのだろうかと思う」とか「ロジックに大きな違和感を感じるのである」とか「これが官僚の発想というものだろうか」と評されてるようです。

http://blog.goo.ne.jp/nag0001/e/ef5d4fb4d559685c95e0690d30f0f14e

「官僚の発想」であることは出自からして云うまでもありませんが、問題はそれを否定して他のエントリー等で提示されているものの考え方が、労働の現場から見てどうなんだろうかということなんですね。

まさにこの十年あまり、企業の労働現場は人事コンサルタントの皆様方のありとあらゆる素晴らしき人事新制度を導入しては、現場に混乱をもたらすと云うことを繰り返してきたのではないのでしょうか。

現場で苦悩する労務屋の皆さん方からすると、官僚の押しつけも困ったものであったかも知れませんが、最大の被害は、もっともらしいカタカナ用語で武装した空っぽな制度をトップの命令で押しつけられ、現場との調整にへとへとになるという事態であったのではないかと思われるのですが。成果主義も、トヨタのような所は見事に換骨奪胎してうまくやっているようですが、人事コンサルタントの云うがままに導入したところは死屍累々と云うのが多いのではないでしょうか。その辺、官僚の反省も必要ですが、コンサル業界の反省がされたとか云う話は聞いたことがありません。

官僚の発想もアロガントになりがちですが(とくに経済官庁系に顕著。自分が一番賢いと思いこむ輩が霞ヶ関には多い)、そこは労働官僚は労使第一ですから、労使が反対するのに無理に押しつけるなどと云う馬鹿げたことはありません。まずは労使のご意見をどうぞというのが習い性になっていますのでね。

とにかく、「後味の悪さは何なのだろうかと思う」とか「ロジックに大きな違和感を感じるのである」とか「これが人事コンサルの発想というものだろうか」という印象を持ちました。

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