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よみうり入試必勝講座

>問題 次の文章を読み、「ワーク・ライフ・バランス」という考え方にはどのような意義があるか、またその実現にあたっては誰のどのような取り組みが重要かについて、あなたの考えを800字以内で述べなさい。

http://www.yomiuri.co.jp/education/kouza/syoron071001.htm

という問題に対する解説です。

http://www.yomiuri.co.jp/education/kouza/syoron071002.htm

受験生向けですが、なかなか高度なことをいってます。

これが解答例ですが、

http://www.yomiuri.co.jp/education/kouza/syoron071003.htm

>「格差」が大きな問題になっているが、労働の面では雇用形態における正規・非正規の二極化が進んでいる。いまではパートや派遣などの非正規雇用が全労働者の3分の1を占めている。とくに女性や若年層の場合、不安定雇用・低賃金によって、一生懸命働いても生活が十分に成り立たないという人が多く、「ワーキングプア」が話題になっている。それでは正規雇用なら問題がないかというと、必ずしもそうではなく、高い売り上げ目標が設定され、挙げた成果に応じて賃金が決定されるために、長時間労働が常態化しており、中には売り上げ目標を達成したかのように装うために、自腹を切って自社製品を買う(これを「自爆」という人もいる)場合さえあるという。雇用の二極化とは、一方の極だけでなく、両方の極ともに深刻な問題を生んでいるのである。
 こうした状況を「ワーク・ライフ・バランス」という観点からとらえるならば、不安定雇用・低賃金層の極には、ワークによってライフの基礎を支えられるように現状を改善することが求められている。非正規雇用は企業の都合によって短期・細切れの契約が多いが、一定の期間は安心して働けるように法によって保護すべきだし、社員と同じ程度の仕事をしているならば、それなりの賃金を企業は保証すべきだろう。社会保険の適用も課題である。 
 他方、正規雇用の極では、ワークの長さによってライフの実質が成り立っていないという状況を改善する必要がある。時間外労働の賃金割増率を上げて規制するとか、1週間の労働時間の上限を守らせるとか、行政の方でも検討しているらしい。しかしもう1つ重要なことは、EUが「1日のうち少なくとも11時間の休息時間をとる」と定めているように、「長時間」だけでなく、「連続」という点を規制することではないか。それによってワークの規制だけでなく、ライフを回復するための最低ラインが保たれるのではないかと思う。

大学生でもこれだけ書けたら立派なものです。

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