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« 本日のワークショップ | トップページ | “市場万能社会を超えて-福祉ガバナンスの宣言” »

2007年10月 5日 (金)

『世界』11月号

ということで、本日のワークショップでも申し上げましたが、岩波書店の『世界』11月号に」、私の「労働ビッグバンを解読する」が掲載されております。

http://www.iwanami.co.jp/sekai/index.html

結構面白いと思いますので、お買い求め頂ければ幸いです。

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コメント

昨日今日の池田信夫氏の議論について、労働分野の専門家がどうお考えになるのか、喧嘩なしで濱口先生のご意見を伺いたいです。

>余計な一言はそろそろやめましょうといいたい
とか
>いい加減、イナゴのことは忘れた方が。
と、はてぶで忠告いただいていますので、偽装請負については池田氏の議論などではなく、問題そのものについての議論に集中したいと思います。それが上記「世界」の論文ですし、少し前に紹介した連合総研機関誌「DIO」に載せた論文です。戦前の通達等をほぼカバーした論文としては、「季刊労働法」に載せた「労務サービスの法政策」があります。

どうしても池田氏の議論についての評論を読みたいのであれば、労務屋さんが的確にその間違いだらけの認識を指摘しておられます。それ以上、わざわざイナゴさんを呼び寄せるようなまねをする必要はないでしょう。

> 「直接雇用の申込み義務」というのは、「直接雇用」であれば正社員であることを要せず

ここは論旨の根拠の強弱に関係あるとは思うけど

いつもブログを拝見させていただいております。

早速「世界」11月号を拝読させていただきましたが、『ここで、解雇規制の一定の緩和とワーク・ライフ・バランス政策とがつながってくる。』のくだりがいまいちよく理解できません。

非正規雇用労働者は(ここ数年来の雇用環境の変化により)既に脇役から主役になっている。(大黒柱的存在であるが故に無視されてきた)正規雇用労働者の「ワーク・ライフ・バランス」の達成も目指すとすると、従前のように非正規雇用労働者をバッファーとするのではなく、正規雇用労働者の解雇制限を現状より(少し?)緩めることが必要となってくるのではないかと、それが非正規雇用労働者を正規雇用労働者に近づけることにもなると。

以上、このような解釈でよろしいでしょうか?

だとすると、八代氏や池田氏等が主張する「正社員を解雇しやすくすれば正社員の雇用が増加する(?)」という一見珍妙な主張と、プロセスはもちろん違いますが、結果的には同じではないかとも思えるのですが、その点如何でしょうか?(八代氏等は急進的で濱口先生は漸進的、という違いかなとも)

間違った解釈であれば申し訳ございません、ご宥恕願います。

八代氏に関して言えば、ある意味でその通りです。これは彼が一般的解雇規制の必要性についてどの程度理解しているかにもよりますが、少なくとも非正規労働者のクビを先に切れという形での正規労働者の雇用保護を緩和した方がいいという点では一致しているでしょうし、それとワークライフバランスとの関係についても、実のところ見解の一致するところは大きいだろうと思っています。これは彼がもともと労働経済学者であり、その素養を踏まえた上であえて刺激的な議論を展開しようとしているところから来るものだろうと思っています。

それに対して、『世界』論文のトーンから理解されていると思いますが、福井氏に対しては基本的な労働問題認識の枠組みがトンデモでありますので、議論にならないのではないかと思うわけです。そして、この点については(意外に思われるかも知れませんが)八代調査会の委員の多くが共通した感覚を抱いているように思われます。

池田氏についてはそれ以前です。基本的な労働問題の枠組みがトンデモである以前に、そういう枠組みでものを考えること自体を拒否しているような人に何を言っても無駄ですし。ここで何かコメントすれば、またぞろ博士号もない天下り学者が云々と喚きだし、イナゴが多数襲来するだけでしょう。

『世界』論文を読まれているので誤解はないものと思いますが、私は労働者の使用者に対するvoice機能を担保するために、不公正・不当な解雇からの保護は不可欠だと考えています。

昨日のエントリーで紹介した規制改革会議の議事録の中で、荒木先生が指摘しておられたように、アメリカ型の解雇自由原則というのは、労働者に会社のために偽証しろと命じて、言うことを聞かなかったからクビにしたというようなケースであっても、解雇は有効だ、何の問題があるか、というようなものですから。

そういう次元の解雇自由は許してはならないし、exitの可能性があればいいじゃないかなどと言う話ではないでしょう。

ご丁寧なご解説どうもありがとうございます。

八代氏はTVには出演されないほうがいいですね。主張としては真っ当でも(ようやく理解しました)、NHK番組等を見た人間からするとその主張には思わず脊髄反応(拒否)してしまいます(あの風体と言い方からはねぇ。一言でいうと印象が悪いです(笑)。

池田氏のブログへの書き込みにも散見されましたが、正規雇用労働者の解雇規制の緩和の実現には、いわゆる「正社員」に対してそのメリットを(もちろんデメリットをどのように解消し、あるいはしようとしているのかも踏まえて)丁寧に説明し、理解と同意を得ることが肝要かと思います。

池田氏等の勝ち組からの押しつけ政策としか思われないような言説がこれ以上まかり通ると、『既得権益に守られた正社員の抵抗』(by池田教授)にあって、ワーク・ライフ・バランスの実現が遠のくばかりではないかと思いました。

ああいう言説は、八代さんからしても有害無益でしょうね。まあ、所詮一国の労働政策決定に何の影響もないカルト集団ですから、天下り教授氏ねと書き散らす程度の有害さに過ぎないですが。

現実の政策決定に関わる人々についていえば、私は八代さんにもう少しものの言い方を工夫して貰いたいものだと常々思っています。既得権を少しづつ削ってみんなに再配分していかなければならない時に、過度に正規労働者を怒らせるようなものの言い方をする必要は無かろうと思うのですが、そこは個性ですからね。

みなさん、こんにちは。
八代氏の発言言い方は私も人間的直感から嫌です。(笑)
 前にもNHKで仕事がないのならなんで仕事がある地域に出て行かないのかという話をあの口調で言っていまして、、、。確かにそういう面もあるのですがその人その人それぞれの人生があり、家族があり、考え方があるのですからそのような背景がある人にも配慮しないと反発を生むだけですよね。

その地方の格差の問題も、かつて高度成長期には地方から都市部への広域移動によって解決してきた面がかなりあるのも事実なんですね。
高度成長終了後、人口移動がストップし、地方で十分生活できるようになったことはいいのですが、90年代以後それが再び活発化するようになったときに、何が変わったかというと、かつては中卒高卒で公的なルートでそれなりにしかるべきところに就職していたのが、今度はクリスタルを始めとする請負や派遣のルートが拡大していったということでしょう。

地域格差問題も、私は基本的に両にらみで対応するしかない問題だと思っていますので、むしろ彼ら広域就職者たちが不利益を被ることのない様な社会的仕組みを整備することが重要だろうと思っています。

こういう言い方でも、「人それぞれの人生があり、家族があり」ということからすると、反発を招く面はあるだろうとは思うのですが、労働政策というのは臨床医学ですから、理屈だけ通っていても仕方がない面もあるのです。

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