基礎年金は全額税でいいの?
なんだか世の中そういう方向にどっと流れていくみたいな感じですが・・・、
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070927AT3S2601726092007.html
>大田弘子経済財政担当相は26日、日本経済新聞などとのインタビューで、基礎年金の全額税方式について「どこまでできるか分からないが、しっかりした議論をしたい」と述べ、経済財政諮問会議で制度改革を議論する考えを示した。
>現在は3分の1を国庫で負担している基礎年金の財源をすべて税金でまかなう税方式は民主党が主張、福田康夫首相が「柔軟に考える」としている。諮問会議民間議員の御手洗冨士夫日本経団連会長も検討を促している。
これはつまり、企業負担部分がなくなるということなんですが、それが判った上でやるべしということなんでしょうか、民主党さん。それが本当にいいの?みんながきちんと保険料を払えるようにしていくという方向ではなくて。
こういう議論こそ、ちゃんと労働側の代表の入ったところでやってくれないと、社保庁騒ぎで思考停止状態になったところでうかつにやらない方がいいと思うんですが・・・。
(追記)
ぶくまでリンクされていたのですが、
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20070927k0000m020093000c.html
>藤井会長は「消費税率5%を維持したまま全額を基礎年金に充てることで解決できる」と述べ、当面は消費税率を引き上げる必要はないとの考えを示した。
話が逆のような・・・。
消費税に財源を求めなければならないものごとはたくさんある中で、わざわざ「年金保険料の企業負担分がなくなる」ように消費税を年金に回すんですかするんですかあ。それで「雇用税」を作って、地方に回す、と。え?その「雇用税」というのは、雇用のために使う目的税ではないんですね。なんだか理解しがたいのですが。
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