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2007年9月27日 (木)

労務屋さんへのひとこと

労務屋さんの「吐息の日々~労働日誌」が清家先生の日経インタビューを取り上げているのですが、ちょっと待ったというところが・・・。

http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20070926

>なお、「審議会などが政策を決定している面があります」に関しては、むしろ現実に政策を決定しているのは審議会の事務局である官庁であり、審議会のメンバーはおおむね官庁の意向に沿った考え方を持つ人が選ばれているというのが実態に近いのではないかと思うのですが。

あのお、少なくとも労働関係の審議会に関していえば、労使の委員は労使団体の推薦でそのまま決まっており、「官庁の意向」で決めているわけではないことは、雇用対策基本問題部会委員である荻野さんはご存じだと思いますが。

もちろん、厚労省事務局としても、荻野さんのような労働問題がよく分かっていらっしゃる方が委員としてくるのは大歓迎であろうと思いますが、別にそう要求したわけでもないわけで。

要求して決められるものならば、スバラ式発言の数々を誇る某派遣会社社長様も「官庁の意向」なのかということになるわけで。こちらは日本経団連のご推薦ですよ。もちろん、女性比率とかいうご要望はしているわけですが。

むしろ、私が懸念しているのは、労使メンバーはちゃんと労使団体から推薦されてきているのに、その意見に基づいて審議を進めるというよりも、あらかじめ決められた枠組みで無理に押し通そうとする傾向が強まってきているのではないかという点なのです。

この点は、先日東京商工会議所に行ってお話をしたときに、東商からの労政審委員の方々から口々に指摘された点でした。

昨年来このブログで取り上げてきたホワイトカラーエグゼンプションの問題はまさにその典型例と言えます。

こういう言い方は大変差し支えがあるかとは思いますが、労働官僚が悪い意味で他省の官僚に近くなってきているのではないか、労使よりも自分が偉いと思いこみ、自分がこさえた枠組みに無理やりものごとを押し込もうとする傾向が出てきているのではないか、と懸念しているのです。もちろんごく一部でしょうけど。

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コメント

ごぶさたしております。労働関係の審議会については、まことにご指摘のとおりと思います。ここは、「労働関係の審議会などの例外を除くと」とでも書くべきでした。他の省庁の審議会についてなら、おおむね妥当するのではないかと思うのですが(だから労働関係もそうだろうということで、例の派遣会社の社長さんのスバラ式発言について、野党議員が厚労相を追及するという珍妙な事態が起こったのでしょう)。
また、労働関係の審議会でも、審議会に先立ってその方向性を提示する「研究会」については、類似の実態はあるのではないかと思います。
「労使メンバーはちゃんと労使団体から推薦されてきているのに、その意見に基づいて審議を進めるというよりも、あらかじめ決められた枠組みで無理に押し通そうとする傾向が強まってきているのではないか」とのご意見には私も同感です。とりわけ、高齢法改正の際の坂口大臣(当時)の対応にはそれを強く感じました。

わざわざコメントにいらしていただき恐縮です。

まあ、審議会の公益委員や研究会の委員の場合、役所とまったく考え方の対立している人をわざわざ持って来るというのは少ないでしょうね。ただ、それは、正確に言うと審議会で労使が議論するときのことを考えて、それからあまり外れないように議論のできる人を選んでいるということではないでしょうか。公益委員にはまとめ役を期待しているとか、研究会報告には審議会で労使が議論する叩き台になることを期待しているからという面があります。
あんまりトンデモな学者さんを入れると、あとで労使で議論するときに苦労するわけですから。

そういう意味でいうと、ホワエグは学者先生よりも事務局の方がトンデモになっていたいささか珍しいケースだと思います。

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