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2007年8月15日 (水)

実感

経済財政諮問会議労働市場改革専門調査会の議事録です。

http://www.keizai-shimon.go.jp/special/work/11/work-s.pdf

前に紹介したように、在宅勤務における労働時間規制について、通達レベルというか、通達の解説レベルの細かな話を、厚生労働省の役人を呼んでえんえんとやっていて、、マニア以外にはいささかいかがなものかという感じでありますが、わたくし的にたいへん興味深かったやり取りがあります。

深夜業割増をめぐって、小林委員の

>そのためには1日あるいは1週間の休息時間をしっかり取るという形でのセーフティーネットを張り直した上で、仮に深夜に及ぶこともあり得るということを前提に制度を考えた方がよいのではないかということであるが、そのような点についてはいかがか。

という質問に対して、その厚生労働省担当官が

>もう一点、割増賃金によって間接的に深夜労働等を抑制している仕組みを解除する代わりに実体的な実労働時間に着目した時間外労働規制、深夜労働規制あるいは休息時間規制を組み合わせていくことは、方向性としてはあり得ると思う。労働時間規制のうち特に健康面を重視する立場に立てば、そういったものは立法政策として考えられると思うが、現在の多くの企業、労使の考え方は、それを改革するためにこの調査会があるのかもしれないのであくまで現状はこのような感じであるという意味だけであるが、我が国の実体的な労働時間規制は、大陸ヨーロッパ、EUと比べれば緩いわけだが、そのような制度であることにメリットを見出している。端的にいえば実労働時間規制をしっかりと入れる、その代わりに深夜割増は免除するというような法制度が歓迎されるかどうかについて、昨年からの経験からすると、現実問題としては非常に難しいと思う。

と、実感溢れる発言。

「それを改革するためにこの調査会があるのかもしれないので」というあたりに、いろいろな思いが凝縮されていますね。

それをこういう風に表現するのが役人道。

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