日雇い派遣と住居喪失不安定就労者の実態調査
ここのところ「ネットカフェ難民」などという名で報じられてきた日雇い派遣等の不安定就労者に関する実態調査が、厚生労働省から発表されています。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0828-1.html
ポイントは、
>1 短期派遣労働者には若年層が多く特に男性においては正社員になることを希望する者も多く見られること
>2 住居を失い寝泊まりのためにネットカフェ等を常連的に利用する住居喪失者は約5,400人と推計されその年齢構成としては20歳代と50歳代に山がみられること
>3 住居喪失者である短期派遣労働者は両調査において一定数見られたが概数調査によれば約600人住居喪失者は短期派遣労働者ばかりでなく、むしろ「短期直用労働者」や「失業(1ヶ月未満の直接雇用契約)者」のほうが多いこと
です。
も少し詳しく見ていくと、調査対象10社で、1日5万人あまりが日雇い等の短期派遣で働いていて、男が6割、女が4割、併せて35歳未満が7割。
>平均就業日数は14日。平均月収は13.3万円。
>短期派遣として働く理由(複数回答)は、「働く日時を選べて便利であるため」(47.8%)、「収入の足しにするため」(36.7%)、「正社員としての就職先が見つかるまでのつなぎとして」(24.7%)など。
>ネットカフェ等をオールナイトで利用することがある者は37.9%であり、これらの者のうち、住居がない又は住居に帰れない事情があるために、ネットカフェ等に寝泊まりする者は1.7%。
このあたりの数字をどう解釈するか、なかなか悩ましいところではあります。
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