最賃目安
暦の上では昨日開かれていた中央最低賃金審議会目安小委員会が、今朝方までマラソン審議の末、遂に目安を決めたようです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070808it03.htm
東京などAランクで時給19円、以下Bランクが14円、Cランクが9から10円、Dランクが6~7円という具合で、例年に比べればいかにも政策的に奮発した額ではありますが、当初考えていた引上げ額からすると最小限に抑えた額ともいえます。労働側にとっては到底満足のいく引上げ額ではないのでしょうが、まあ、なんといっても与野党の先生方の政略のお陰で、最低賃金法改正案が国会に置き去りにされてしまった中で、そこを何とか引き上げる理屈をつけてやってきたわけですから、まあこんなものでしょう。
それにしても、これからどうするんでしょうか。民主党は例の時給最低1000円とかいう改正案を国会に提出しているんでしたよね。その民主党が参議院で多数なんですから、筋から行くと参議院では民主党案を可決、衆議院では政府案を可決、結局最賃法は改正されないままということになるとか。それはあまりにも・・・。
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