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2007年8月24日 (金)

失業の非効率性

ここんとこ鳴りを潜めておいでのようだった「痴呆でいいもん」こと大坂先生が、久しぶりに色々お書きになっておられるようです。

http://d.hatena.ne.jp/osakaeco/20070823

>私自身が以前のものもふくめて小野さんの著書から勉強になったと一番感じることは、不況を効率性の観点からとらえる視点だ。ケインズ政策は、市場の効率性と引き換えに、失業を抑える政策とうけとられることが多い。しかし、失業とは労働が遊休している状態なので、それ自身が非効率な状態である。これは小野さんのような頭のいい人なら、すぐにわかることなのだが、私自身は小野さんの本を読むまで、少くともはっきりは理解していなかったと思う。小野さんはあくまで不況の問題を効率性の問題としてアプローチしようとする。

ていうか、経済学者って、失業を効率性の問題ってあんまり思っていなかったんだ!と、却って新鮮な思いです。

我々実務家の感覚からすると、働けるのがたらたらしてるなんてもったいないじゃん、というのがまず先に来るんですけど。

ま、有能で効率的に働ける奴だけが働いていれば、あとの奴は下手にうろちょろされても困るということなんでしょうけど、そいつらが飢え死にしていいんならともかく、めし食わさなくっちゃいけないんですからね。

この辺の感覚の違いがくっきり出てるのが、例の福井・大竹編著の「脱力」本。馬鹿な無能野郎はさっさとクビにして生活保護で面倒見ろっていうわけですが、働ける奴が働きもせず生活保護で食ってるってのは、マクロにはとんでもない非効率なんですけどね。

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コメント

>働ける奴が働きもせず生活保護で食ってるってのは、マクロにはとんでもない非効率
確かに、製造業ならば生産性0はあってもマイナスというのはまずない(あってもごく少数で障害者手当てで対応できる範囲)ですが、接客販売業などの「感情労働」では消費者の欲求の高まりによって、いるだけで客が逃げていくような生産性がマイナスになる労働者ってのがどんどん増えていて、精神障害とか発達障害とかのほうでえらいことになってるんですが。(本田先生もそんなこと言ってたような…)

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