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サルコジ氏の公約(労働編)

昨日の選挙でサルコジ氏がフランスの新大統領に当選したわけですが、日本のマスコミはアメリカ型のサルコジ対ヨーロッパ型のロワイヤルというまことに単純きわまる対比でしか報道してくれていないので、サルコジ氏の公約を見てみましょう。

http://www.sarkozy.fr/download/?lang=fr&mode=programme&filename=monprojet.pdf

この6ページ目の「失業を克服する」というのと7ページ目の「労働を再生(リハビリ)させる」というところがここで注目すべきところです。よく引かれるのが、35時間労働制を見直して時間外労働への課税をやめるというところですが、8ページ目の左側にこんなことが書いてあります。経済的理由で解雇されたものは雇用契約を失わない、従前賃金の90%で公共職業安定所に承継されるのだ、その代わりに正当な理由なく紹介を2回断ることはできない。雇い入れたくなるくらい柔軟で期間の定めがなく安定した単一の雇用契約を導入する、この辺は明らかに最近のフレクシキュリティの議論を反映しています。あと個人別訓練口座の創設とか、資本主義の倫理がどうしたとか、いろいろと書いていますね。

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