外国人労働問題が焦点に・・・
というわけで、規制改革会議が大暴走、というよりほとんど自爆テロを敢行していますが、福井大先生に「ごく初歩の公共政策に関する原理すら理解しない議論を開陳する向き」とまで罵倒された労働法や労働経済研究者の入っている労働市場改革専門調査会-通称八代研-では、今度は外国人労働問題に焦点を当ててくるようです。
http://www.keizai-shimon.go.jp/special/work/08/work-s.pdf
これは5月11日の議事録ですが、
>(八代会長)本日から、第二次報告の取りまとめに向けて検討を始めたい。私としては、外国人労働問題を第二次報告の1つの大きな柱として考えているので、前半は、外国人が、地域住民として、日本人と交流を深め、協力し合うことを通じて、豊かな地域社会の構築を推進している群馬県新政策課政策主監の山口和美氏から、外国人住民の現状と課題について、群馬県の実状を踏まえて御報告いただく。後半は経済財政諮問会議の伊藤隆敏議員から、どのようにして外国人労働者を受け入れていくかについて御報告いただく。伊藤議員は、経済財政諮問会議の「21 世紀ビジョン」に関する専門調査会のグローバル化ワーキング・グループ主査として、平成17 年4月に、外国人労働の問題も含めた報告書を取りまとめていただいている。
この11日に厚生労働省が研修を実習にする提案をし、翌週経済産業省、長勢法相がそれぞれに提案をして、一気に話が盛り上がってきたことを考えると、時機を見て狙った的に的確に燃料を投下する八代先生のセンスには脱帽します。
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