札幌の官民共同窓口
5月10日付の「ハローワーク市場化テスト案」へのコメントとして、「マッチングの重心2」さんが書き込まれた札幌の官民共同窓口の話、北海道新聞のHPには載っていませんが、読んでみるとこういう記事です。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_020a.html#comment-19049392
>全国で唯一官民共同で無料職業紹介を行っている札幌市就業サポートセンターが注目を集めている・・・。
ここに入っているのは、札幌のキャリアバンクという会社と、東京のリーガルマインドという会社です。ふむふむ、リーガルマインドさんねえ。例のLEC大学騒動のところですな。
実績を見ますと、
04年度(半年)で相談6030件、就職498人、
05年度で相談13612件、就職1287人、
06年度で相談14977件、就職1377人、
記事は「実績を上げつつある」と書いておりますが、そういえる数字なのかいささか・・・。
>ハローワークが実績、規模とも圧倒しているため、官民それぞれが運営するなかで特徴を生かした役割分担をしつつある
>民間二社はカウンセリングが中心で「1人1人にきめ細かく対応し、仕事に関するあらゆる相談に応じる。」と口をそろえる。
ものは云いようとも言えますが、考えてみれば当然の現象が起こっているだけとも言えます。
とはいえ、素晴らしい大学や大学院の運営をされていらっしゃるLECさんが、「カウンセリングが中心」というのも何となくブラックユーモアの気がないでもないですが・・・。
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