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2007年5月25日 (金)

改正パート労働法成立

本日、改正パートタイム労働法が参議院本会議で可決成立したということです。

http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200705250115.html

とりあえずはおめでとうございます。ご苦労様でした >短時間・在宅労働課の皆様

これが附帯決議だそうです。

http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/siryo/20070525.htm

法制的な宿題は、

>差別的取扱い禁止の対象となる短時間労働者の要件については、雇用の実態を踏まえ、労使双方にとって公正な運用が行われるよう十分配慮しつつ、その範囲が明確となるよう、判断に当たって必要となる事項等を示すこと。

>いわゆるフルタイムパート(所定労働時間が通常の労働者と同じである有期契約労働者)についても本法の趣旨が考慮されるべきであることを広く周知し、都道府県労働局において、相談に対して適切に対応すること。また、我が国における短時間労働者の多くは、労働時間が短いことに加え、有期労働契約による問題が多い実態を踏まえ、有期契約労働者と通常の労働者との均等・均衡待遇の確保を進めるため、有期契約労働者に関わる問題を引き続き検討すること。

>正社員の労働条件について、本法を契機として合理的理由のない一方的な不利益変更を行うことは法的に許されないことを周知するとともに、事業主に対して適切に指導を行うこと。

といったところです。有期労働者の均等・均衡待遇の話は、労働契約法への宿題ですね。

その労働契約法を含む労働基準関係3法案は昨日衆議院本会議で審議入りしたようですが、今国会会期中に成立まで漕ぎ着けることができるかどうか、政治情勢は政治家の皆さんにしか動かせませんから、お祈りするより外にありませんね。

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コメント

福井自爆先生をめぐる後日談。
タスクフォース意見書は、政府内や官邸の成長力底上げ円卓会議でも物議をかもし、会議の最終答申から外されるという憂き目にあった。そんな中、自爆先生のことが国会でもとりあげられた。(泣き面にハチというわけで、これで少しは分をわきまえてくれるようになるか?むりだろうな。)

参議院ビデオライブラリから******
参院厚生労働委員会で櫻井充議員(民主)から規制改革会議を所管する内閣府に以下の趣旨の質問。答弁した林副大臣もひたすら陳謝の雰囲気。
櫻井議員

・規制改革会議の問題は今回にとどまらない。この暴走をとめないと国がおかしくなってしまう。
・国会議員は選挙を経て選ばれる。国家公務員法は公務員法の下で責任を負ってやっている。選挙も経ず、責任を負う仕組みもない人たちが余りに権力を持ちすぎている。
・規制改革会議の福井委員やり方は越権行為も甚だしい。参考人招致を求める。
・(規制改革会議の暴走、独善を縷々説明して)こういうことをやられたら、真面目にやっている官僚も国会議員も馬鹿馬鹿しくてやっていられない。厚生労働大臣だって、こんな連中に抵抗勢力呼ばわりされて袋だたきにあっているのはお気の毒だ。
・規制改革会議はごく一部が暴走しているのだ。経済財政諮問会議だって、民間議員4人となっているが、実際にはたった一人、八代委員が暴走している。
・有識者というが、労働政策審議会の委員をしているザアールの奥谷礼子氏は、自分の会社では募集・採用の年齢制限廃止という法の規定を守っていない。「過労死は自己責任」などと非常識なことを言っている。いうこんな人物が労政審のメンパーとして適当なのか。
*****************

福井先生にとまらず、草刈議長、八代先生、はては奥谷女史にまでジュウタン爆撃状態でした。

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