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2007年3月 3日 (土)

日雇い派遣に有休と雇用保険

朝日の記事です。

http://www.asahi.com/life/update/0303/008.html

>携帯電話やメールでそのつど人を集める「スポット派遣」(日雇い派遣)が急速に広がるなか、スポット派遣大手の人材会社フルキャストグループ(東京)で、登録スタッフの労働条件向上にむけた労使協定が成立した。日雇いスタッフにも年次有給休暇を保証し、日雇い労働者向けの雇用保険を適用することなどを明記したものだ。

>同グループの社員や登録スタッフは昨秋、「フルキャストユニオン」を結成。団体交渉を行い2月末に会社と合意した。

>協定によると、有休は派遣先が次々と変わっても働いた日数に応じて付与する。法律上はもともと条件を満たせば有休を認める必要があるが、ほとんど取れないのが実態だったため、取得できることを確認した。

>また会社側が日雇い労働者向けの雇用保険(日雇(ひやとい)労働求職者給付金)の適用事業所の申請をし、労働者が雇用保険に入れるようにする。勤務先近くの駅などに集合時間を強制した場合、集合時からの賃金を払うことを確認。損害保険料などとして賃金から1回250円を差し引く「業務管理費」については、すでに廃止した。

「登録スタッフは累計160万人を超える」ということですから、影響は大きいでしょう。「同ユニオンの関根秀一郎氏は「権利向上の第一歩。この協定をスポット派遣業界全体に広めたい」と話」しているようで、まずはGJというところでしょう。

以前、このブログで日雇い派遣について書いたときに、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_e2ec.html

「この記事に出ているような仕組みだと、アブレの認定はできにくいですね。誰がそれを証明する?便利な文明の利器が、かえって社会保障制度の適用を妨げるわけですよ」と書いたのですが、派遣会社がその手続きをするということなのでしょうか。日雇い雇用保険の仕組み上どういう風にするのか興味があります。

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