ホワエグ要件に職務記述書
朝日ですが、
http://www.asahi.com/life/update/0110/004.html
見出しは「残業代ゼロの基準は年収900万円以上、と厚労相」で、まああり得るな、という話ですが、その後にさりげなく凄いことが書いてあります。
>柳沢氏が同日示した厚労省案によると、制度導入の対象者について「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案」と明記。その水準を「現状では900万円以上と想定される」とした。また、「労働者が自分で業務量をコントロールすることは実際にはできず、過労を招く」との批判に対応するため対象労働者の仕事内容を「職務記述書」などで明確化するとした。
>柳沢氏は斉藤氏に対し、「与党幹部に理解を深めていただいた上で、判断していただきたい」と述べ、通常国会で労働基準法改正案を提出する方針を改めて示した。
>ただ、公明党には「年収要件は将来変更される可能性があることや、結果的に長時間労働を強いられる恐れがある。現在の案では、国民の不安がぬぐえたとは言いがたい」(幹部)との声が多く、党として法改正には慎重に対応する意向を崩していない。
いや、公明党がどうこうというところではなく、仕事内容を職務記述書で明確化するというところです。
をいをい、やっと最賃から追っ払ったと思った職務給の亡霊が、今度はホワエグに取り憑いたってわけかい?とからかってる場合じゃないんでしょうね、、もちろん。国会に出せるかどうかの瀬戸際なんですから、なんでもかんでももっともらしく見えるものは出すんだというのは合理性のある判断ではあります。
しかし、それにしても、ホワエグをやるためには職務記述書を書かなくちゃいけないとなると、企業にとってはたいへんですなあ。このあたりは、柳澤大臣のイニシアティブが感じられます。労働基準局の事務局あたりから出てくる発想じゃない。恐らく、公務員改革なんかともつながってると思いますよ、大臣の頭の中では。
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