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2007年1月24日 (水)

そこまで真に受けられては・・・

そりゃ、昨年12月19日のエントリーで、私は「革命的労働ビッグバン主義者万歳!」といいましたよ。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_9722.html

そして、確かに

>つまりですね、「同一労働同一賃金」という「正義」を実現するために、大企業労働者の既得権を剥ぎ取り、(労働者は)みんな平等に貧しいユートピアを作ろうというわけです。なんと革命的なんでしょう。

>全ての革命的な労働者学生諸君は一致団結して八代先生とともに労働ビッグバンを実現すべく闘おうではありませんか!

と書きましたよ。

あまつさえ、それに加えて、

>これは冗談で言っているわけではありません。ある意味では大まじめな話です。

とまで言いましたよ。

しかし、まさかこの言葉が全くそのまま額面通りにとられて、

>「同一労働同一賃金」という「正義」を実現するために
 上記のスローガンを掲げているブログを読むことができたので少し言及する。
濱口桂一郎氏のタイトル、革命的労働ビッグバン主義者万歳!「全ての革命的な労働者学生諸君は一致団結して八代先生とともに労働ビッグバンを実現すべく闘おうではありませんか!」というものだ。
大鉈を振るう主張、覚悟を改革を目指した発想で真摯な意見だと賛同したい。

http://twwwa.livedoor.biz/archives/898155.html

などという反応が返ってくるとは夢にも思いもしませんでした。

>何れにせよ、八代氏の「労働ビッグバン」論議からマルクス主義的展望論が出てきたことは喜ばしい限りである。

いやいや、私は、革命的マルクス主義者の立場から八代さんの労働ビッグバンを断固支持する一人にされてしまっているようです。

なんと言ったらよいのかよく分かりませんな。日本語には「反語」というレトリックは存在しないのでしょうか。ちょいと前後のエントリーを一瞥するだけで、私がどういう思想の持ち主であるかは一目瞭然だと思うのですが、そうは受け取られないようなんですねえ。

なんだか、ここのところ、人間存在におけるコミュニケーションの根源的不可能性を痛感することが多いですねえ。

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