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2007年1月 6日 (土)

君側の姦

朝日が報じていますが、

http://www.asahi.com/politics/update/0105/007.html

>残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」

>安倍首相は5日、一定条件下で会社員の残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入について「日本人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」と述べ、労働時間短縮につながるとの見方を示した。

んだそうです。あ~~あ、大ボケかましちゃってるよ。

いや、もちろん、安倍首相がこういうことを言うのは、規制改革・民会開放推進会議でそういうことを言い続け、いまや経済財政諮問会議でますます意気軒昂な八代尚宏氏の考え方を、何にも考えずにそのまま受け売りで喋っているからなんでしょうが、それにしても、一国の首相ともあろう者が、そんな馬鹿げた考えでホワエグを進めようとしているのか、と批判を受けるのは必定、君側の姦が諸悪の根源と言っているだけでは済みませんぞ。

こんな全く職場の現実と反することを平然と言われてしまうと、連合会長さんも

http://www.asahi.com/politics/update/0105/008.html

>法案成立阻止のため、「いろんな方々にこれから訴えていく

とか、

>野党の反対や与党内の慎重論を背景に、「法案をそう簡単に通させない」

てなことになりますわな。

これに引き替え、柳沢厚労相は、

http://www.asahi.com/life/update/0105/007.html

>「与党内で十分な理解がいただけていない」と認めつつ、「企画・立案を担当するホワイトカラーの生産性を上げるためにも、労働時間ではなく、どんないいアイデアを出し、制度化したかで成果をはかるべきだ」と述べた。

と、ちゃんと的確なことを説明しているんですがねえ。

はっきり申し上げますが、安倍総理も、いつまでも現実を知らないお馬鹿な学者先生に頼っていると、とんでもなくすっころんでしまいますよ。

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コメント

朝日新聞の記事が捏造の可能性もあり。
インタビュー全体を見てみないと不明です。

http://www.news24.jp/74647.html

 政府は労働基準法を改正し、一定以上の収入がある会社員の残業代を無くして成果に応じた報酬とする、いわゆる「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入を検討しているが、安倍首相は5日夜、その必要性は強調しつつも法案提出には慎重な姿勢を示した。

 安倍首相は、記者団に対し、「やはり日本人は少し働き過ぎじゃないかと、こんな感じをもっている方も多いんじゃないですか。やはり家で家族そろって食卓を囲むという時間は、もっと必要ではないかなと思います」と述べ、少子化問題解決の観点からも、仕事と私生活のバランスを見直していくべきだと、制度の必要性を強調した。

 しかし、法案を通常国会に提出するかどうかについては、「色々な観点から、党とも議論を深めていく必要がある」と述べ、与党内の慎重論に配慮して明言を避けた。

ホント、日本の首相の考えがその程度のものだと知りショックでした。
もっと洞察力を持ち、想像力を働かせられる
真のリーダが、この国には必要だと思います。

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