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2007年1月22日 (月)

エコノミスト誌の記事について

本日発売された『エコノミスト』誌が「本当の労働ビッグバン」という特集を組んでいまして、その中に、小さなコラムで私も出ています。

http://www.mainichi.co.jp/syuppan/economist/

「空論に振り回される政策決定過程」という取材記事です。顔写真まで出ていますが、私が直接書いたものではありません。私が喋った内容を記者が自分でまとめたものなのですが、そのために一番肝心なところが全く逆の意味になるような書かれ方になってしまっています。

管理職の一歩手前のホワイトカラーが増えてきて、そういう人に残業代を払うと高いから何とかしてくれということだ、という後に、こう喋ったことになっています。

「それなら、対象者の基本給の調整で対応すればよいだけのことだ」

私はそんなことは言っていません。全く逆で、残業代込みで定額払いしたいために、毎月方程式を解いて、残業の多い月は基本給を下げ、残業の少ない月は基本給を上げればよいなどといっても、そんなこと現実にはできないだろう。だから、37条を改正して一括払いを認めればいいではないか、とちゃんと喋ったはずなのですが、記者の方の耳にはそのように聞こえなかったのでしょうか。私は「正しい意味でのホワエグ」には賛成だと、口が酸っぱくなるほど繰り返したはずなんですがねえ。

「それなら、残業代の支払義務だけ適用除外すればよいだけのことだ」

当該部分は、本来こうなっているべきであったものです。ブログをご覧の皆さんには、適宜訂正してお読みいただくようお願いいたします。

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