労働契約・時間法最終報告案が今日提示
本日1時から開かれる労政審労働条件分科会に、労働契約法と労働時間法の最終報告案が提示される予定です。で、例によって朝日にその中味がリークされていますが、
http://www.asahi.com/life/update/1208/004.html
「解雇の金銭解決、法制化見送りへ」が見出しになっていますが、それは、まあ、ここ数ヶ月の素案やらを見てくれば大体予想されていたことですね。本気ならきちんと制度設計していなければならないのに、全然その気配がなかったのですから。で、これと見合いで、整理解雇の4要素の明示も見送ることになったようです。これは厳密には高等裁判所の裁判例であって、最高裁の判例ではないということもあるのでしょうが、解雇法制自体の本格的な再検討の火口を将来につなぐという意味もあるのかも知れません。
なお、ホワエグについては、「調整がつかなかった」ために「具体的な金額は明示しない」で、「報告には盛り込まないが、労使で協議を続け、厚労省は法案化までに金額の合意を得たい考えだ」とのことです。
明日の朝刊はかなり大きな紙面をとってこの問題を扱うでしょう。各紙がどんなスタンスで報ずるか、楽しみです。
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