« リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い | トップページ | 雇用の格差と人生の格差 »

自民党が労働調査会復活またはリベサヨとソシウヨの選択

朝日が「自民、労働調査会復活へ 「雇用・生活調査会」に衣替え」という記事を書いています。

http://www.asahi.com/politics/update/1203/001.html

自民党の労調といえば、かつては公務員の労働運動に対決するのが最大の目的でしたが、官公労が力を失ってからはほとんど活動しなくなり、昨年廃止されていたんですね。それが、「雇用・生活調査会」と名を変えて復活するというのです。それは、

「政府の経済財政諮問会議が労働市場の規制緩和「労働ビッグバン」を検討していることに対し、党内からは「経済界の論理が強すぎる。働き手に果実を分配するべきだ」などの意見が続出」

したからということのようです。「パートや派遣などの非正社員の増加や正社員との格差問題、生活保護基準以下の収入で暮らすワーキングプア(働く貧困層)などの問題が深刻化する中で、「企業の都合に合わせるのではなく、働き手の立場から雇用政策を考えるべきだ」(党政調幹部)との意見が強まったと。

「来夏の参院選を念頭に、若者の支持を引きつける狙いもある。調査会の会長には、厚生労働相経験者をあてる方向で人選が進んでおり、年内に発足させ、年明けから活動を本格化する」とのことです。

おーい、労働組合の皆さん、労働者の味方はどっちでしょうか。リベラルなサヨクか、ソーシャルなウヨクか、究極の選択が迫られていますよ。

ていうか、まあ、まともな政治感覚のある政治家だったら、当然の発想ではあるんですが。観念的なケーザイ理論で社会をぶった切ろうとする方々と、どぶ板の感覚で世間を感じようとする方々の間のミゾは大変深いようです。

|
|

« リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い | トップページ | 雇用の格差と人生の格差 »

コメント

記事には、「調査会の会長には、厚生労働相経験者をあてる方向で人選が進んでおり…」と書いていますが、該当するのは2人しかいないですよね(笑
冷や飯食いの宏池会(谷垣派)が復活か?乞うご期待!

投稿: nami | 2006年12月 3日 (日) 12時01分

どぶ板は小政治の場であって、大政治の介入は
多くない方がいい、とケーザイ君たちは思って
いる訳ですね

投稿: フマ | 2006年12月 3日 (日) 23時47分

事件は研究室で起こっているんじゃない。どぶ板の上で起こっているんだ、てなわけで。
もちろん、どぶ板の発想だけでは困るけれど、物事が起こっているどぶ板を忘れてきれいきれいな記号操作だけで「社会」を対象にした知的活動をやってるつもりになって貰っても困るわけで。
その辺を哲学インテリ風にいうと、「生きられた世界」を忘れるな、って話になるわけで。

投稿: hamachan | 2006年12月 4日 (月) 00時16分

何か、どぶ板には事実がないんだってさ。どぶ板
扱ってるようじゃ、終わってるんだって。

> それは単に、その学問分野が終わってることを
> 意味しているだけじゃねーの。マクロ経済学に
> 辿りつかないというのは統計的事実に辿りつか
> ないということを意味しているわけで、ようす
> るにその人達は単に事実に興味がないというこ
> とだ。
http://d.hatena.ne.jp/arn/20061204#p2
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20061203#c1165289931

大政治が統計的に確認できないことに左右される
べきではない、くらいの話なら分からんでもない
けども。それでも、統計データの多くは官製であ
るということに対してどう対応すればいいのだ?

投稿: フマ | 2006年12月 6日 (水) 01時40分

ははは、野村先生もご自分の文章の持つここまでのインプリケーションはご想像されなかったでしょうね。野村先生の後任の稲葉先生のご意見も是非お伺いしたいところではあります。

投稿: hamachan | 2006年12月 6日 (水) 09時42分

namiさんの予測通り、川崎二郎前厚労相が会長になるみたいですね。
柳澤現厚労相がエールを送ってみたり、いろんな意味で興味深い展開ではあります。

投稿: hamachan | 2006年12月 6日 (水) 09時55分

>柳澤現厚労相がエールを送ってみたり、いろんな意味で興味深い展開ではあります。

大臣の記者会見のログを読んでいたんですが、下記を読んで涙が出るくらい笑いました。
新健康フロンティア戦略ですからね、国民の皆さん(笑

(記者)
 少し余談に近いのですが、昨日、ホームページ上でも掲載されましたが、お二人の副大臣がメタボリックシンドロームということで、ウエストを絞るべく努力されるということなんですが、率直なご感想をお伺いしたいのですが。
(大臣)
 両大臣とも、非常に立派な方で、腹構えの方も相当立派だということなものですから、これをどのような形に整えていくか期待をして見守っていきたいと、このように思います。
(記者)
 大臣ご自身は、メタボリックからは遠いようですね。
(大臣)
 私は、私なりの努力をしておりまして。100センチの域には到底達していないので、その点では、そう立派な腹構えではないということでございます。

http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2006/12/k1205.html

投稿: nami | 2006年12月 6日 (水) 14時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3288/4407190

この記事へのトラックバック一覧です: 自民党が労働調査会復活またはリベサヨとソシウヨの選択:

« リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い | トップページ | 雇用の格差と人生の格差 »