労働市場改革専門調査会
例の経済財政諮問会議で打ち出された労働ビッグバンを実行するための労働市場改革専門調査会の設置と、専門委員の名簿が発表されています。
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2006/1220/item13.pdf
会長の八代尚宏氏と、もう一人小嶌典明氏は、規制改革会議でバンバンやってきた方々ですが、その他の方々の名前を見ると、あれ?と思うくらいバランスのとれた人選になっていますね。
会長 八代尚宏 経済財政諮問会議議員
専門委員 井口 泰 関西学院大学経済学部教授
〃 大沢真知子 日本女子大学人間社会学部教授
〃 小嶌典明 大阪大学大学院高等司法研究科教授
〃 小林良暢 グローバル産業雇用総合研究所所長
〃 佐藤博樹 東京大学社会科学研究所教授
〃 中山慈夫 弁護士
〃 樋口美雄 慶應義塾大学商学部教授
〃 山川隆一 慶應義塾大学大学院法務研究科教授
正直申し上げて、この方々で「ビッグバン」になるの?という感じもしますが、まあ、そこは八代会長と内閣府事務局のハンドリングなんですかね。
学者の方についてはあまりにも高名な方々ですので特段のコメントは不要と思いますが、労使双方だけちょっと紹介しておくと、小林良暢氏はもと電機労連の方で、連合総研にもいらしたことがあります。最近はアメリカのEMS(工場丸ごと請負みたいなもの)などに関心を持っていろいろと調査されています。
中山慈夫氏は経営側の労働問題弁護士、いわゆる経営法曹の有力者で、東大で客員教授をされています。大変バランス感覚のある方ですよ。
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