麻生外相罷免要求を支持?
労働法政策とは関係ありませんが、連合が「麻生外務大臣に対する罷免要求を支持する談話」なるものを出しているので、ちょいと斜め脇からコメントしておきます。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/danwa/2006/20061110_1163154372.html
私は、労働組合が政治活動するのは当然だと思っています。政治とは価値の権威的配分の技術であり、労働者が価値をより多く獲得するために政治的ルートを活用するのは何ら不思議なことではありません。
ただ、労働組合の政治活動の目的は労働者の利益に貢献することだという出発点からあまり離れない方がいいと思うのです。政党というのは、特定の政治的イッシューだけを取り扱うわけではありません。労働者の利益と直接関係のないテーマについて、あまり変に深入りしておつきあいするのは如何なものか、と思うわけです。
この麻生外相罷免要求を支持するなんていう談話は、別に言わなくてもいいのに、という感じです。ろくに労働者の利益のことを考えてくれない民主党の政局狙いの振る舞いに義理立てすることもないんじゃないかと思うのですがね。
いやいや、核廃絶こそ労働者の利益だと仰いますか。そこは人によってさまざまな考えのあるところだと思いますが、少なくとも、民主党の幹部連中よりは遙かに「中道左派」のエマニュエル・トッド氏が、朝日の記者に核武装論を説いていますよ。
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