EU労働時間指令改正またも挫折
このブログの本来の読者層の皆さんにとって関心のある話題、EU労働時間指令改正案の行方ですが、結論から言うとまたも挫折したようです。
http://www.consilium.europa.eu/ueDocs/cms_Data/docs/pressData/en/lsa/91539.pdf
フィンランドの提案は、オプトアウトは恒久的に認めるけれども、週60時間までという上限を付けるなどそれなりにリーズナブルなものだったんですが、フランスなどオプトアウトを終わらせろ派5カ国が頑強に反対し、遂に合意に達しなかったようですね。
もともと安全衛生を根拠に作られた指令なんだから、週60時間なら御の字ではないか、などというと、フランス人から怒られるのかな。
しかし、EU25カ国中23カ国までが、例の夜間の待機時間で指令違反状態を続けているという状態にもかかわらず、こうやってチキンゲームをやってられるんですねえ。
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