労働時間指令改正妥協案にETUC異議
先週、欧州労連(ETUC)が、EU労働時間指令の改正案に関する議長国フィンランドの妥協案に異議を唱える声明を出しています。
http://www.etuc.org/spip/IMG/pdf/2006-11-2_WT2_Filatov1.pdf
この問題のために開かれる特別雇用社会政策相理事会は11月7日、明日ですな、奇しくもアメリカの中間選挙と同じ日ですが、に予定されていますが、先日もこのブログで書いたように、今回は妥協が成り立つ可能性が高いようなのです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/eu_95f3.html
ETUCがフィンランドのフィラトフ労働相に送った書簡によると、妥協案がオプトアウトの利用を制限しようとしていることは評価するけれども、それでも試用期間や短期雇用の労働者には圧力になると述べ、オプトアウトの終了を明記すべきだとしています。また、待機時間の問題を蒸し返していますが、こちらはどの国の政府もECJの判決をひっくり返したくてうずうずしていますから、まあ遠吠えですね。
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