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2006年9月12日 (火)

労働条件分科会の動向

昨日、労働政策審議会労働条件分科会の再開2回目の会合が開かれました。

http://www.asahi.com/life/update/0911/011.html

朝日は「素案を修正する案を労働政策審議会の専門分科会に示した」と書いていますが、厳密に言うと、いちいち「検討を深めてはどうか」という「今後の検討について(案)」というものであって、素案の修正案ではないんでしょう。そうでないと労使が収まらない。

今回も弁護士の水口洋介さんのブログに、その案がアップされているので、リンクを張っておきます。

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/files/rouseishin06911.pdf

総じて遠慮気味になったというか、中断前の素案や案の細かいところがかなり落ちていて、ほわほわした感じのものになっています。

注目のホワエグですが、標題から「自律的」という言葉が落ちていますね。こういう言い方です。「就業形態の多様化に対応し、仕事と生活のバランスを確保しつつ、新しい働き方ができるようにするための方策」。ちょっとずれてるような気がしないでもないですが、まあこれからのお手並み拝見というところですね。

労使委員会は全く消えています。その代わりに、一番後ろのところに、「労働基準法第26条等の「過半数代表者」について、選出要件を民主的な手続にすることを明確にすることについて検討を深めてはどうか」という記述があって、基準法上に労働者代表制を規定するという方向で考えているみたいですね。これをきちんと固めておかないと、不利益変更も金銭解決も議論に入れないということでしょう。

ちなみに、興味深い点として、「安心して働くことができるよう配慮」の具体的な中身として、「安全配慮のほか、いじめ、嫌がらせ、パワー・ハラスメント等」が示されています。私がEUの動向に引きつけて論じてきたことがようやくアジェンダに上ってきたようです。

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