権丈先生絶好調
社会保障の権丈善一先生の「勿凝学問」シリーズの最新作。
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare46.pdf
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare47.pdf
名文句が満載。
「この国には、新自由主義とか市場原理主義の政治家などいない」「彼らは、ただ単に、増税した場合の結果を恐れているだけのことなのである」。
「政治家は、歳出削減を言う方が、いまは票になる。だから歳出をどんどんと削減しつづけている。しかしながら、歳出削減は、国民の生活を豊かにするためでもなんでもなく、選挙に勝つための手段に過ぎない。歳出削減をつづけていくと、いずれ国民が悲鳴をあげる――「増税してもいいですから、施策をやってください(お代官様)」と。それを潮目とみて、彼らは政策を変え、取り巻き陣を入れ替える」。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」
「わたしには医療は分からない。だから財政論しか話さない」というのは、経済財政諮問会議議員の言葉である。これが、政府の「会議室」でなされていることである」。
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