いい学校、いい会社
ベネッセ教育情報サイトというところに、玄田有史先生がこんなことを書かれています。
http://benesse.jp/general/12shinro/relay03.html
「いい学校って、あるんだろうか。
私は、ない気がする。少なくとも誰にとってもいい学校というのは、小学校から大学を通じてないと思う。いい学校かどうかは、個人によって違うだろう。」
「私は労働経済学を勉強してきたが、どのような会社が、働くうえでいい会社なのか、今でもよくわからない。それでも誰にとってもいい会社など、どこにもないことだけはわかる。」
そうでしょうか。
誰にとってもいい学校も、誰にとってもいい会社というのもないかもしれません。でも、誰にとっても悪い学校とか、誰にとっても悪い会社というのはありそうな気がします。
あるいは、学校とか、会社とかで見るんじゃなくって、そこでの学びや仕事ということで見れば、誰にとってもいい学びや、誰にとってもいい仕事というのはあるような気がするし、誰にとっても悪い学びや、誰にとっても悪い仕事というのは、多分間違いなくあると思います。そういう学びばっかりやってる学校やそういう仕事ばっかりやってる会社というのは、やっぱり誰にとっても悪い学校であり、誰にとっても悪い会社なのではないでしょうか。
「仕事の質」ってのは、間違いなくあります。それは賃金とか労働条件とかというよりも、その仕事がどれだけ未来につながっているかというところにあるのでしょう。デッドエンドの仕事、先行きのない仕事、青空の見えない仕事、そういう仕事が増えていくことは、個人による、んじゃなくて、やっぱり良くないことではないでしょうか。
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酷い請負業務はその仕事をされている方に
とっては悪いことなのかもしれないけど、
お手洗い社長にとってはいいことなのかも
投稿: 夫馬 | 2006年8月15日 (火) 16時23分