厚生労働省の予算要求
その「フリーター25万人常用化」や「70歳まで働ける社会」も含めた厚生労働省の来年度予算要求の概要が載っています。
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/07gaisan/syuyou.html
PDFファイルはこちらです。
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/07gaisan/dl/syuyou.pdf
やたらに「再チャレンジ」という言葉がちらつくなあとお感じになるかと思いますが、そこは小役人ですからね。「新たなチャレンジを目指す若者等への支援」の中で目玉は「年長フリーターに対する常用就職支援」で、「再チャレンジ機会拡大プラン」とか、「年長フリーター自立能力開発システム」などが挙がっています。
製造業の請負労務対策としては、適正化及び雇用管理改善のためのガイドライン、チェックシート、さらに行動計画策定のためのモデル事業が挙がっています。また、派遣労働者・請負労働者の能力開発・キャリア形成のための仕組み作りも挙がっています。監督強化だけでなく、こういう地道な対策をきちんと積み上げていくことが重要です。ここには挙がっていませんが、安衛法改正を受けた安全確保対策も需要です。
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コメント
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>やたらに「再チャレンジ」という言葉がちらつくなあとお感じになるかと思いますが、そこは小役人ですからね。
私のサイトにやたら「再チャレンジ」のキーワードでアクセスがあるなあと思っていたら、やっぱりそうでしたか(笑)
厚労省だけでなく、文部科学省や農林水産省等も「再チャレンジ」予算を要求してるみたいですね。
缶コーヒーの新商品みたいに、ネーミングだけトレンディにして中味は以前とほぼ同じって感じ。
投稿: nami | 2006年8月31日 (木) 14時29分
まあ、再チャレンジ推進会議自体、各省に号令をかけて関係ありそうなのを出させたものですから。
今朝の朝日によると竹中氏が出た後に内閣府に復帰した坂篤郎官房副長官補が号令をかけたようですね。
http://www.asahi.com/paper/politics.html
今年の経済財政白書が、去年までの御用白書の色彩を振り捨てて、いい内容の白書になっているのも、この人事が影響しているようですし(井上裕行氏を白書担当参事官に持ってきたこと)。
いずれにしろ、小泉・竹中路線に黄昏が迫ってきているのは間違いないようです。
投稿: hamachan | 2006年8月31日 (木) 15時42分
今、報道ステーションでやってますね、この話題(苦笑)
投稿: nami | 2006年8月31日 (木) 22時22分
報ステの加藤千洋氏のコメント
「日本は、アメリカやイギリスと違って、政権交代がないので、お役人に緊張感がないですね。」だってさ(爆笑)
投稿: nami | 2006年8月31日 (木) 22時31分