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2006年8月28日 (月)

稲葉先生の冤罪

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060827/p1

一線を越えてるかどうかは別として、稲葉振一郎先生が「政治的な効果を狙った活動」をしているとか、「瑕疵をあげつらって、大げさに人格攻撃を繰り返」しているとか、「何かを狙ってやっている」とか、「ただ「あいつはきにくわない」で動いている」とか、「何らかの政治的(あるいはビジネス的)目標達成のために戦略的に動いている」とか、「将棋の差し手のようにネガティブ・イメージ作戦をやっている」とか、というのは事実に反しますよ。なぜなら、彼は単に私に「一票」と言っただけですから。少なくとも本田先生との関係においてはね。

もし、今回の経過の中で「あたかも本田さんがこの一例をもって証明をしているかのように本田さん像を極端なまでにゆがめて、さんざんネガティブ・キャンペーンを行った」人間がいるとすれば、それは私以外にはあり得ないはずです。横から「一票」投じただけの稲葉先生がすべての黒幕だというのは、まあ「どこか壊れた」稲葉先生は褒められて喜ぶかも知れないけれど、あまりにも陰謀説というものです。

なぜ、内藤さんは私を正面から攻撃しようとしないのでしょうか。最初からヤマハの人事方針を知った上で本田先生を問いつめていったのは私なんですよ。それに堪えかねてブログを閉鎖したのは明らかでしょう。下手人は私です。稲葉先生ではない。

おそらく、本田先生は、えせヘーゲルにはなりきれなかったのでしょう。「現実は無限に複雑で、事実に合っているかどうかとは別の使い方で、一定の文化意義にしたがって理念的な絵を一面的な価値関心から描くことによって、意義深い研究ができる、という観点から」ナポレオンもどきをナポレオンだと強弁して、「これからの世界を覆い尽くす「蓋然性のある」パタンを、馬上のナポレオンのように印象深く指し示している」などと平然と口走ることができなかったのでしょう。それを本田先生の学問的良心と見るか、知的怯懦の現れと見るかは、その人の思想によって評価の異なるところでしょうが。

物事を政治的立場のウヨクサヨクだの、何とか主義かかんとか主義かと言ったようなことで判断し、事実が存在するかどうかよりも、どちら側に有利か不利かというようなことで行動を決めるようなあり方は、そういう学者先生が世の中に結構いることは確かですが、私は知的不誠実の最たるものだと思っています。労働問題は、特にそういう傾向の強いところでしてね。そういうのは党のお覚えはめでたくなるかも知れないけれど、何にも役に立たない。これは本人の政治イデオロギーとは別です。事実を歪めず、知的に誠実な業績は、本人はもの凄い新左翼であっても、その論文は何十年後にもフルに使える。この業界にいるとそういうことがよく分かります。最後の瞬間に知的誠実さに踏みとどまったという点で、私は本田先生を評価しています。

ちなみに、本田先生と『ニートっていうな』を書かれた後藤和智さんのブログには、ナポレオンもどきを見たヘーゲルさんが山のように出てきますね。ヘーゲル正高は多分、電車の中で化粧する女子高生を見た瞬間に馬上のナポレオンを感じたのでしょう。そういう学問も世の中には存在しうるわけですから、別にいいんですけど。

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コメント

>内藤さんは私を正面から攻撃しようと
>しないのでしょうか
直接、自分は批判されてないというのが
あるんじゃないでしょうかね。

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060827#c1156683759
>同年輩の方にお説教など心苦しいの
>ですが。本当にねえ、つくづく思うん
>ですが、本田さんも内藤さんも勉強も
>想像力も足りないの。

>問題は経済学だけじゃないよ。
>法律学的にまるでだめ、と断じられて
>いるでしょう。
これも本田先生の発言に対して書かれて
いるものなんですけれど、実のところ…
(以下略)

ふま。
消えろこの粘着野郎。ごみ虫が。
もとはといえばてめえがアラシたようなもんじゃねえか。
もとはといえば黒木玄憎しで、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とばかりに、はっきりした動機もなしにリフレ派に敵対粘着始めて、あちこちのブログや板を汚して。
その行きがかりで、別に反リフレというわけではないが、経済学懐疑派ということでリフレ派とやりあっただけの本田さんに対して、「敵の敵は味方」とばかりに応援の押し売り、おしかけ味方粘着始めて。
それで今度は、電波文体抑えて、ものわかりよさげに蝙蝠ばりの立ち位置探しか。
ふざけんじゃねえ。

さっさと消えろ。

>消えろこの粘着野郎。ごみ虫が。
>もとはといえばてめえがアラシたような
>もんじゃねえか

真犯人は濱口先生ではなく、私だった
ようです

稲葉先生へ

先生がそうおっしゃるということは、
先生も本田先生のブログ閉鎖を本心
では残念に感じてるということです。

はじめてコメント書かせていただきます。

<それに堪えかねてブログを閉鎖したのは明らかでしょう。下手人は私です。稲葉先生ではない>

このエントリーを見る前に、苺経済板で、このまとめに類したことを読んで、ようやく得心しました。感想は僕のブログにも書きましたが主犯と冤罪はまさにおっしゃるとおりです。

 しかし知的誠実性に踏みとどまったかどうかは微妙です。むしろ私流にいわせていただければ、「ダースベーダ」に徹することで知的誠実さがみえたかもしれません。

このオジサンたち、今度はフマをスケープゴートにしようと自演してるわ。すごいなあ。

もしかして「小役人」と言われた反動でかっこよく責任とってみせたつもりなのかな。主犯は稲葉振一郎ですね。彼の言葉は凶器です。彼らが経済だか何かにかこつけて人の人格を踏みにじるような言葉の吐いてきたのは他のブログのコメント欄でも確認されてますよ。本田さんのブログに夫馬と似たような変な一行コメントも繰り返していたじゃないですか。濱口さんも責任取ったふりをして真実を隠蔽ではますます小役人根性が抜けてないようですね。これでは本業のEU労働法のほうの仕事も信用できないですよ。

全くおっしゃるとおり、わたしはちんけな一介の小役人風情に過ぎないんですよ。
だから、えらい先生方が「間違いを正す気にもな」らなかったり、「くだらない、の一言でおしまい」なのは当然でしょう。へたに相手したら・・・。

ちなみに、私のEU労働法情報が信用できるかできないかは、ご自分で原資料にあたってみられればすぐわかります。もしかしたら、この小役人風情、こけおどしでEUはこうだとか言ってるだけかも知れませんね。私のHPにいろいろとリンクを張ってありますから、情報は全部得られます。是非この小役人の嘘っぱちを暴き立ててください。やんややんやの喝采ですよ。

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