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2006年8月11日 (金)

電機連合 on 偽装請負

請負労務という就労形態が最も多く普及している電機産業の労働組合である電機連合が、「「製造業における偽装請負」に関するマスコミ報道についての見解」を発表しています。

http://www.jeiu.or.jp/news/discourse/others/kenkai10.html

偽装請負問題に関しては、「一部新聞において「製造業における偽装請負」に関する報道がなされましたが、「違法行為はなかった」ことが確認されています」と反論しつつ、そもそも派遣・請負の活用についてどう考えているのかを示しています。

まず、基本的な考え方としては、「オープンアーキテクチャの下でのモジュール化や、装置化・自動化の高度化など、“ものづくり”の大きな変化」の中で、「ものづくり技能も二極化が進み、90年代末以降、製造分野での業務請負の拡大や、法改正を受けた製造分野への派遣労働が広がっている」という認識を示しています。

ただし、「請負・派遣の活用は無原則でなし崩し的なものであっていいはずはな」いとして、「長期にわたる雇用関係の中で技能熟練が期待される正社員が担当すべき領域と、請負・派遣を活用する領域の区分けを検討する中で、請負・派遣の活用が図られるべきである」というのが原則ということになります。

電機連合としては、「請負活用が広がり始めた早い段階から世の中に先駆けてその実態調査に取り組むと共に、その調査結果を踏まえ、産別として請負活用の適正化に向けた取り組みを展開してきている」と述べていますが、実際、電機連合の調査研究報告には、中尾和彦さんの名著ともいうべき「製造業務請負業の生成発展過程と事業の概要」を始め、この問題を考える上で有用な多くの資料が掲載されています。ここは、東大社会科学研究所と並んで、この問題の研究のメッカと言えます。

http://www.jeiu.or.jp/soken/research/index.html

それを踏まえて、「各加盟組合・労連」に対し、「会社に対し「法令遵守」について一層の徹底を申し入れるとともに、請負・派遣の実態把握も含めた職場点検活動、請負・派遣の受け入れに関する労使協議の実施など、「請負・派遣についての適正な運用」に向けた活動を、より強化」するよう求めています。そこが一番難しいんだよねえ、というところでしょうか。

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» 地獄労働としての偽装請負ーー手が曲がらない! [フリーターが語る渡り奉公人事情]
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» [メディア][雇用] 朝日新聞偽装請負報道 [namiメモ]
EU労働法政策雑記帳で電機連合の見解を紹介していますが、違法行為はありません。 一部新聞において「製造業における偽装請負」に関する報道がなされましたが、「違法行為はなかった」ことが確認されています。 「製造業における偽装請負」に関するマスコミ報道についての見... [続きを読む]

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