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顧客による差別

普通労働法といえば、使用者対労働者の関係ということになるんですが、場合によっては顧客との関係が問題になることもあり得ます。差別問題とかハラスメントとかだと、顧客からの行為が差別やハラスメントになるかという問題が出てき得るんですね。とは言え、今までのところ日本ではそういう訴訟はなかったのですが、遂に出てきました。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060731AT5C3100M31072006.html

「積水ハウス勤務で在日コリアンの徐文平さん(45)が、同社の顧客の男性を相手取り、慰謝料300万円と謝罪広告を求める訴えを大阪地裁に起こした」そうです。この男性何を言ったかというと、「北朝鮮に金なんぼ送ってんねん」「(名前は)名刺に小さく書け」。

大変興味深いのは、彼の勤務する積水ハウスが訴訟費用を負担するなど訴訟を後押しすることです。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060731AT1G3000P30072006.html

「。“お客様”相手の裁判となるが、「見過ごせない発言で泣き寝入りすべきでない」と支援を決めたという」ことですが、これはダイバーシティマネジメントを真剣に考えていくのであれば避けられない道筋でしょう。恐らく、提訴に至るまで会社側からも低姿勢で謝ってくれないかというようなオファーがあったのでしょうが、御本人は「チョーセン人にホンマのこというてどこが悪いんや」てな感じだったのでしょうか。色々な意味で大変興味深い事案です。まあ、2ちゃんあたりでは妙なあてこすりがされるんでしょうが、これはきちんと結論を出すところまでいってほしいですね。

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コメント

この記事にトラックバックされた記事から色々見ていくと、今の日本のウヨクのあまりのレベルの低さに力が抜けますな。
そういうのが金正日やら朝鮮総連やらに燃料を送っていることになるというのが分からないのか、分かっていて敢えてやっているのか、いずれにしても、北朝鮮がミサイルぶっ放したから在日韓国人を虐めて当然というようなレイシストな議論が日本で流行っていると報じられることが、先進社会の中でどのように受け止められることになるか、知恵のかけらでもあれば分かりそうなものですが。

投稿: hamachan | 2006年8月 7日 (月) 15時53分

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受信: 2006年7月31日 (月) 22時45分

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 積水ハウス事件は、案の定ネット右翼さんたちを大いに刺激したらしく、ネット上では [続きを読む]

受信: 2006年8月 3日 (木) 02時07分

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受信: 2006年8月 4日 (金) 15時26分

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