ゴミ拾いは刑罰!?
法務省が、軽微な犯罪では刑務所収容の代わりにゴミ拾いなどを刑罰として科す「社会奉仕命令」の創設を法制審議会に諮問するそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060711i318.htm
確かに刑務所が過剰収容で困っているというのはわかりますよ。おまけに規制改革会議は民間開放しろとうるさいし。しかし、何ですか、ゴミ拾いというのは、刑務所に入らないでやっても刑罰の代わりになるようなそんな仕事なんですね。そりゃ、「職業に貴賎なし」というのは社会学的には嘘でしかないわけですが、にもかかわらず、法理念としては正しいと言わないといけないんじゃないんでしょうかね。
まさか刑罰として科されれば、どんな仕事も苦痛なはずだろうというわけでもないでしょう。刑務所でやらされるから懲役なんであってね。刑務所に入らないで木工作業をやらされても、いい職業訓練でしょう。全国の清掃労働者諸君は何か言わなくてもいいのでしょうか。それとも、これからは3K労働は囚人ならぬ刑罰労働に頼るとでも?
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う~ん。強制的に働かされたら、苦痛
なんじゃないですかね。普通は報酬と
引き換えに自発的に働くので。でも、
刑務所に入らなくてもいいのが報酬?
「刑務所に入らなければならない」と
いう債務を負わせることが刑罰であり、
刑務所に入ることにより、その債務が
消えていくことは、刑務所生活の報酬
かな。
投稿: フマ | 2006年7月13日 (木) 02時38分