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高木会長の深慮遠謀

6月19日のエントリーで取り上げた、連合がパートの賃金格差で裁判闘争するという記事ですが、労働・社会問題ブログの平家さんが、「最初、違和感を覚えました。気になって、つらつら考えてみると、案外、深慮遠謀があるのかもしれないという気がしてきました」と書かれています。

http://takamasa.at.webry.info/200607/article_2.html

本来、これは「労働組合の本道を踏み外したもの」ではあるけれども、「しかし、考えてみれば連合会長がそんなことをご存じないわけはなく、まして、パートタイム労働者の組織化に熱心なゼンゼン出身の方であれば、当然、もっといろいろなことを考えているはず」というわけで、平家さんが想到されたのは、パートタイム労働者の組織化の為の戦術。

「使用者の反対というのも、現実には大きな障害でしょうから、裁判を多発させ、使用者に負担を強いて(なにしろ民事訴訟なのですから、対応しないと訴えた労働者の主張が認められてしまいます。)、「こんなことが起こるぐらいなら、パートの組織化を容認し、組合と交渉して待遇を決めたほうがましだ。」と思わせるという効果がある」というのは、UIゼンセン同盟会長としてパートの組織化を図ってきた高木会長としてはいかにもありうる話ではあります。

また、「裁判を通じて判例が蓄積されていくこと」で、「徐々に相場が形成されてい」き、「組合が団体交渉で正社員の賃金を決めれば、それがパートタイム労働者の賃金に波及していくという経路が出来上がる可能性はあります。そうなれば、団体交渉の重みはまして行き、組合の存在感も高まるでしょう」とも読んでおられます。

一つの記事を見ても、これだけ色々と深読みの余地というのはあるわけです。わたしも薄っぺらにならないよう、研鑽しなければ・・・。

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