夏前の決着は難しい
何かとお騒がせな日経新聞ですが、これは今日の厚生労働大臣の閣議後会見のニュースなので、そのまま受け取っていいでしょう。川崎厚労相が曰く、「夏前の決着は難しい」とのこと。いや、労政審が中断している労働契約法制と労働時間法制の話です。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060718AT3S1800C18072006.html
まあ、そうでしょうね。厚労省の人事異動で人心一新したところで再開ということになるんでしょう。労使ともに、是非ともやりたい内容はあるわけで、これで潰してしまっては元も子もない。労働契約法は、使用者側による解雇の金銭解決のところを除けば事実上ほとんど合意に達しているといってもいいのですから、ホワイトカラーエグゼンプションの捌きが重要になるわけです。残業の割増率を引き上げるなんていう筋悪の提案を引っ込める代わりに何を提示するかでしょうね。ま、新しい人に期待しましょう。
ついでに、同紙は雇用保険に65歳以上の者も新規加入させるという記事も載せています。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060718AT3S1700Q17072006.html
これは、厚労相のHPに労政審雇用保険部会の資料が載っていて、そこにちゃんと出ています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/dl/s0629-8a.pdf
65歳以上の話だけでなく、いろんな論点が出されています。
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