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2006年6月16日 (金)

日本人の働き方とセーフティネット

JILPTの研究報告書ですが、「日本人の働き方とセーフティネットに関する研究」というのが出ています。

http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2006/documents/06-014.pdf

中味は、日本人の働き方から、若者の能力開発から、私的・公的セーフティネット、そしてインターネット調査法と、なんだかあんまりまとまりがないような気もしますが、このうち佐野さんが担当された若者の能力開発のところが、わたし的には大変興味深いものでした。

ここでは、若年正社員だけでなく、若年非正社員の中にも、技能向上への意欲が高い者や技能向上に取り組む者があり、かつその機会に恵まれている若年非正社員も少なくないという結果が示されています。もちろん、平均的に見れば正社員と非正社員とでは能力開発意欲や機会に格差があるのですが、充実度はそれぞれの中で多様だというのが一番のポイントでしょう。

非正社員であっても、能力開発機会が充実していれば、仕事に満足し、仕事や生活の見通しが明るく、正社員であっても能力開発機会が乏しければ仕事に不満で将来の見通しも暗い、と。

従って、若者を正社員にするというのも大事だけれども、正社員か非正社員かに関わらず、能力開発施策が彼らの職業人生全体にとって大事なんだ、と指摘しています。まさに時宜に適した、いい内容の研究だと思います。

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