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2006年6月 7日 (水)

ロワイヤル女史、35時間制を攻撃

一昨日のFTによると、フランス社会党の次期大統領選挙有力候補者であるセゴレーヌ・ロワイヤル女史が、先輩のジョスパン首相が導入した35時間制を「労働法規制を緩和し、労働時間を弾力化した」といって批判しているようです。

http://news.ft.com/cms/s/f61aa28a-f4be-11da-86f6-0000779e2340.html

それは確かにそうなんですが、どちらかというと、規制強化だというリベラル派の批判に対して、いやいや実は結構弾力化しているんですよ、という反論としていわれていたんですが、ロワイヤルさん、それを正面から叩いたようです。管理職は休みやすくなったかも知れないが、一番弱い立場の労働者の権利を崩したんだ、と。

と同時に、別記事ですが、彼女は凄いことも言っています。

http://news.ft.com/cms/s/0473ea2e-f430-11da-9dab-0000779e2340.html

不良少年どもを軍隊に叩き込んで鍛えろ、てなことを口走ったようですな、この4児の母は。亭主のオランド党首がさすがにそれには賛成できないと言ったようですが。まあ、与党側の最有力候補者サルコジさんへの対抗意識があるのでしょうが、ルモンド紙の世論調査では69%がこの「法と秩序」路線を支持していると言うことですし。フランスでも時代はソーシャルなウヨクに向かっているのかも知れませんね。

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