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2006年5月31日 (水)

再チャレンジ推進会議中間取りまとめ

今まで何回か触れてきた安倍官房長官主催の再チャレンジ推進会議ですが、昨日中間取りまとめを発表しました。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/saityarenzi/honbun.pdf

いろんなものを寄せ集めたにしては、全体として良くできているという印象です。

最初の「働き方の複線化」のところでは、正規・非正規労働者間の均衡処遇という標題ですが、むしろ「企業内での非正規労働者を正規労働者へ登用していく仕組み等の整備に併せ、そのために必要な実践的能力開発を行うことによりキャリアアップを図る仕組みを講ずる企業に対して支援を行う」というところが興味深いですね。ここでも何回も書いてきましたが、非正規労働者の問題はそのキャリア形成をどう支援していくかにポイントがあるのですから。

また、「正規・非正規にかかわらず、個人ごとの柔軟な採用・育成・処遇を実施する」「人材重視型の企業内マネジメント」という視角も重要です。人事の世界の言葉で言えば、ダイバーシティマネジメントということですね。

次の「学び方の複線化」のところは、是非本田由紀先生のご意見を聞きたいところですが、私は「職業能力向上や再チャレンジに資する教育」という観点は重要だと思います。教育界がどう考えるかですが。

「暮らし方の複線化」のところは人生二毛作とかU・Iターンとか、どこまでリアリティがあるのかなという感じもしますが、そういう道ができれば面白いでしょうね。

個別の再チャレンジ支援策になると、いかにも各省庁から寄せ集めたという感じになりますが、「就職氷河期を克服して再チャレンジする若者への支援」は是非具体化して行く必要があります。実はついさっきもまさに就職氷河期にアルバイトとして就労しはじめ、最近漸く小さな会社に就職した方とお話しをしていたもので。

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