社会的公益サービス
昨日、欧州委員会は社会的公益サービスに関するコミュニケーションを発表しました。サービスの問題はここ数年のEUを揺るがす大問題であったわけですが、そのなかでも、医療や福祉といった社会的公益サービスは、それがキリスト教民主系の政治勢力にとっての支持基盤でもあるという政治的な背景もあり、中心的な論点になってきました。
http://www.europa.eu.int/comm/employment_social/emplweb/news/news_en.cfm?id=153
今回のCOMは、サービス指令案に一定の方向性が出たのを受けて書かれたようで、社会的公益サービスは、電気通信や運輸のような公益サービスとは性格が違い、パーソナルなもので、基本的社会権や社会的結束を達成するものだから、連帯に立脚し、市民や非営利組織の自発的な参加が必要だと述べています。
NGOの皆さんにとっては、結構な内容になっているようです。社会的NGOプラットフォームは、これに先立ってこの問題について意見を出していました。
http://www.socialplatform.org/module/FileLib/06-04SPContributionSSGICommunicationFINAL_EN.pdf
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