メルケル首相も最低賃金に前向き
先月20,28日のエントリーのさらに続報、最低賃金の導入をめぐる議論が活発化しているドイツで、メルケル首相も前向きの発言をした模様です。
http://www.welt.de/data/2006/03/05/855542.html
例によってDie Welt紙の記事ですが、「メルケル:私も最低賃金をやり過ごすわけにいかない」といった感じのタイトルでしょうか。連立政権における決定は秋頃になるだろうという観測のようです。
ちなみに同記事によるとEU諸国のうち最低賃金を設定しているのは19カ国で、最高はルクセンブルクの月給にして1500ユーロ(約21万円)からリトアニアの月給116ユーロ(約1.6万円)まで10倍以上の差があります。
やっぱり、これがサービス指令案から中東欧労働者の障壁から諸々の問題の源泉にあるわけで、にもかかわらずEU統合を成し遂げようという意欲のすばらしさは感嘆ものですし、そうはいってもねえ、という声の出るわけでもあるわけで。
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